「くそ野郎」?

橋下知事が「くそ教委」と言ったとか言わなかったとか、それはどうでもいいことなんだけど、
全国学力調査の結果発表で予算編成に「差をつける」ってのが本当だったら、
まるで「零点とったからお小遣いは無し」とか言ってる馬鹿親みたいでうんざりする、
そんな発想する親から生まれたから子供の成績が悪いんだよっ!と言いたくなるな。
お小遣いを取り上げることで成績が上がるはずはない、
むしろ、そんなとんちんかんな圧力に反発して万引きとか、変な非行に走ってしまうだろう。
何故一斉テストの成績が悪いのかをもっと話し合わなければいけないのに「府がつける予算は府の判断、責任でやる」とは
あまりにも独断過ぎるんじゃないか、予算は知事のお金じゃない、言葉は悪いが成績の悪い地区の人たちからも集めたお金のはずだ、
それを、自分のヒステリックな主張の元に使うだなんて、誰か「モンスター知事」と呼ぶ人はいないのか!
私は成績が悪いからお小遣いはあげません、と言うような親こそ「モンスターペアレント」と呼ぶな。
橋下知事が行ってることは本末転倒だ、成績が悪いからこそ、予算を多くつけるからなんとかしよう、と呼びかけるのが本当だろうに。
正直、どこの学校が悪いかなんて地元の人にはもうわかってると思う。
「土地柄」があって、私が住んでいるところでは「勉強なんてしてなんになる?」が代々受け継がれた「基本的考え方」として存在する。
特にうちの中学の場合、先日の一斉テストの成績が県下最底辺でなければ納得しない親すらいるだろう、
「いちばん悪い」という妙なところに「プライド」を持ってたりして、なんでこうなのかというと、結局「負ける」ってことになれてる、
「勉強が少々出来たって、世の中それだけじゃ渡っていけないじゃないか」の「世間に「裏切られた」感と言おうか、
うちは保守の強い地区だからとにかく「コネクション」が幅をきかす、勉強が出来ても「コネ」がなければなんにもならない、みたいな、
「何をやっても無駄」とあきらめることにならされている人間が多いからこそ勉強に目を向けない、努力することから目を背けている。
これが「貧しい」と言うことの実態ではないか。
一斉テストの結果の悪い学校とは逼迫した家庭の多いところではないかと去年の結果で推測している説も読んだ。
私もその通りだと思う。
だからこそ、学校に予算をつけて学校で何とかしなければならないのに、結局、犠牲になるのは子供達だ。
以前、ネットのとあるところで子供の成績が「貨幣」となる、と読んでとても納得した。
今でさえそんな部分が地方の進学校であることを日々まざまざと感じ取らされるだけに点数稼ぎの「生け贄」になる子供のことが心配でならない。
成績が「悪い」子だけに限った話ではない、「いい」子だって、無用なプレッシャーに晒されることになるはずだ。
成績がよかろうが悪かろうが、子供は子供、知識を得ていく過程に本来、順位づけは不要だ。
何をどの程度わかっているのか、何故わかっていないのか、それを「予算」をさいて理解することこそが必要ではないか、
橋下知事自身は苦学したらしいが、それなら余計にお金のないことで機会の与えられないつらさはわかってるんじゃないか、
それとも自分のしてきたことは誰でも出来るとでも思ってるんだろうか?
出来ない人が多いからこそ、自分は30代で知事にまでなれたんじゃないか、
そんな「選ばれた人間」であるからこそ、もっと「貧しさ」に目を向けるべきだろうに、本当に嫌になる。
出来の悪い府民は出来の悪い知事である自分の子供!と思えないんだったら、知事なんて辞めたらいい、
もう今時、誰がやめてもそれほどみんな驚かないしね。
あーあ、なんか久々に心の叫びをしてしまったわ、前々からわかってない奴と思ってたが、本当にわかってない。
子供にお小遣いをあげないことで成績は上がりません、もっと悪い方向に走ると思います。
橋下知事のやり方を歓迎する人も結構いるというのが何ともなあ、、わからないでもない部分はあるんだけれど。