21日の朝日新聞の「声」欄に「病気の子には母の優しさを」と、パートの四十代の女性の意見があった。
16日付の「病気の孫二人の世話し疲れた」に対する反応で、子どもを保育園に預けて働く女性にはその母の存在が何よりも頼りだと、
故に病理保育の必要性を訴えてこられた型なのだけれど、ある時年配の保育士さんに
「時代が、社会が、母親から子どもをどんどん引き離している。子どもが病気の時には母親が休めるようにすべきなのよ」と言われて
「目からうろこが落ちる思いをした」と、これは本当にそう思う。
病気で弱っている子どもをたとえ、病理保育で昼間見てもらっても、夜になれば見るのは「家族」、現実を言えば「母親」が見る。
そうでなくても昼間の仕事で疲れている上に、夜、子どもにくずられれば母親も体調を崩してしまう。
子供の病気が大人にうつると子どもよりもきついしなあ。
私も保育士さんの意見に賛成だ、母親が当然の権利として休めるようにするべきだ。
仕事をしている上に子どもを育てるのは本当にきつい、仕事を持っている友達を見ているとよくわかる。
やはりその母親(子供の祖母)が達者でいるから続けられている、と本人たちもしみじみ言う、「そうでなきゃ、やめてるかも」。
(注;「でもやっぱり経済が許さない」と続くんだな、すみません、のんきに専業主婦して。)
もちろん、母じゃなくても父でもいいんだけど、子どもが病気の時くらい、親はもっと堂々と休めるようにならないかな。
子供の相手をじっくりして、骨休めも少々して、それから元気になって出勤、通園、の方がよほど効率的に思う。
子どもが小さいときは立て続けに病気にかかるんだよね、このあいだおたふく風邪が終わったと思ったのに今度は手足口病だみたいな、
しょっちゅう休まないといけないんだけど、これは仕方がないこと、子どもがよく病気をするのは小学生低学年まで。
あとは元気はつらつ、めったに風邪も引かなくなる。
(このあいだ、高校生の娘が「頭が痛い」と言ってたけど、よく寝たら次の日には元気になった、その代わり私が発熱して今でもぬけないよ、とほほ)
こういう「余裕」をもっと社会が持ってくれたらいいのに、子供も増えるかもしれないよ。
色々書くとすぐ「子どものいない人間に不公平だ!」とかの意見もあるけど、なんかその余裕のなさが本当、やな感じだ。
なに、その「不公平」って。今の世の中子供を持ってる方がよほど不公平なんだよ、
(とか書くと「欲しい人の気持ちを考えろ!」とかってなるんだよな、あーやだやだ、)
確かに「不公平」をあえて受け入れた側だけどそれを「自己責任」にされるのってな、、、
「自己責任」と言えば今は橋下知事か、基本的には、あんな奴を未成年に近づけるな、頭が腐る、が保護者としての声。
猥雑そのものの人間を未成年に晒してはいけません、遠目で「あんな人間にならないように」と観察させましょう。
例えば北野(だったかな、Z会では確か超難関校指定だった)みたいな公立進学校に進むには
橋下知事が通った昔は知らないが、今は、そこに進学するためには親の経済力が大きくものを言う。
あと、どれだけ親が子どもに時間をさけるかだ、それも親の経済力と関係ないはずがない。
その現実を全く無視した橋下知事の意見など、交換の意味がない。知らないわけでもないだろうにな。
そういえば北野もスーパーサイエンス指定校だったなあ、なんのかんの言っても公立もまた辛いんだよなあ、、、