学校のこと。

「地下に眠るM」氏のエントリにはやはり同意できないな、最終的に「個性化に走る学校」とされても「憶測」の域を出ていない。
何故、塾の先生の言うこと「だけ」を丸呑みに「信用」してしまうんだろう、それじゃ「とんでも科学」に騙される人とレベルが変わらない。
「M」氏ののブクマコメント、
「反権力が仕事だってのはわかるんだけど、紙面にのせる前にちっとは調べろよ。能力ではなく姿勢の問題。
その辺のブロガーのほうがまだちゃんと調べとるぞ」が空しく読めた。
彼の教育現場への「推測」も自閉症とワクチンの関係を云々する翻訳家と同じに見える、あの書評は私もおかしいと思ったけど。
こういう実情を知らない人の、オチを上手につけたエントリに人気が集まるのに不安を覚える、
本当の「学校」ってこんなもんじゃないのに。
一度、こんな先入観をもってしまうと、それに沿うような「部分」しか見えなくなる、それは自分の子供に不利に働く、
学校をもっと信頼してもいい、学校への不信感がありすぎだ、特に「ネット」は。
と言って、私も学校の愚痴はごそごそ書くんで、そういうのもよくないんだろう。
学校で、特に中学で問題になっているのは「塾」だけを「信仰」する生徒、
つまり「勉強は塾でするから学校は遊び場」、「なんで、学校なんかで勉強するの?痛い奴!」と、
授業中、真面目な生徒をからかったりいじめたり、上の人間を引きずり下ろそうとするのはむしろ「塾に通っている」子供たちやその親たちで、
塾に通っていないから学校「だけ」でなんとかしようとする子供の勉強を妨害する、「学ぶ機会」を奪おうとする、
奪っているのは相手のものだけではなく自分のものでもあることに全く気がつかずに。
今、学校で、かつて教えられていた「7割」しか教えられていなくても、基本的な「7割」は「7割」、
いくら塾が残りの3割を補ってくれたところで、学校をないがしろにする人間は覚えるべき7割の半分も理解できていない、
つまり決して「10」には届かない、基礎がしっかりしていない人間はいくら応用力がそこそこついたように見えても駄目だ、
基礎問題が100%出来た上での応用力であるべきで、たまに難しい応用問題が1問2問解けたところで全体の成績としてはぱっとしない、
そういう人間に限って、先生をやりこめたがる、あれは何故なんだろうな、目先のことしか見えていない、そういうことなんだろう。
現在中1の下の子のクラスは早くも問題児が暴れて、注意する先生に
「そんなことをしたら「きょーいくいいんかい」に訴えてやるー!」と、この子は上の娘の同級生でやはり授業中に騒いでいた子の弟、
上の子曰く、「塾に行って遅いから眠い、睡眠の邪魔をしないで」とも姉は授業中に先生に言ったことがある、と。
姉弟でこの地域ではもっとも評判のいい塾に通っていて、そこでは二人とも「真面目」という話。
「塾」には「お金を払ってるから」とは、親の教育が誠に行き届いていらっしゃる。税金は払っていないのかな?
授業妨害をする子供たちは、私が子供の頃「全然勉強してないしー」とか大声でテスト前に言ってた連中に似ている気がする、
あわよくば、それを真に受けて相手が勉強しなくなればいいと画策し、自分は陰で必死でやってたり。
昔からあまりそういう精神構造は変わってないような。
学校に関して不信感を抱くことは多いだろうけど、そう捨てたもんでもない、やはり「学校」での勉強は大事なのです。
学校のゆとり教育と塾での教育方法のギャップもあるんじゃないか、と最近思う。そのことについてはまた明日にでも。