今日は今日の新聞を読めたのでした。

朝日新聞によると「日本青年会議所」(JC)とやらが作った「誇り〜伝えようこのくにのあゆみ〜)なる
「アニメ」を島根県の中学で社会科の授業中に見せたとのことで、いやはや。
「白人からアジア開放」やら「植民地で道路整備」やら、
日本JC常任理事の榎本「義法」氏(これ、自分で改名したんかねー出来過ぎの名前だ)によると
近現代史教育プログラムは日本ひとりひとりが自分自身で近現代史を学び、自虐史観や贖罪意識を払拭し、
中庸の視点に基づいた歴史観を持つことで誇りと自信溢れる現代日本を目的にしている。
文科省の事業にエントリーしたのは学校と連携できれば直接子供達に働きかけることができるし、、、」って、
「日本人ひとりひとりが『自分自身』で」とか言いながら、「学校」と「連携」して「直接子供達に働きかける」かよ、
「洗脳」って言われても仕方がないな。私が腹立つのは、中学生の貴重な「社会科」を「2」時間も
こんなショーもなさそうな「アニメ」に費やしたこと、私立なんか公立なんかわからんけど、
お勉強時間にはお勉強させたら?って親の私は思うね、もし私立だったら私は学校に文句言いに行くよ、
そんな「アニメ」見せるために授業料払ってるんじゃないよ、って。
公立中学の場合、現役中学生の娘曰く「みんな、見てないから」と、「総合」の時間に「麻薬被害」や「いじめ」の
ビデオを見せられるらしいけど生徒の半分以上寝てるし、一番見なきゃいけないような奴はその場にいない、
とまあ、中学生ったらとっても冷静、記事によると見た生徒らはアンケートに
「今までずっと日本が悪いと思っていましたが違いました」「今までは『何で日本は戦争なんかしたのか』と、
とても悪いイメージを持っていました。でも、日本が全て悪いわけではないと思いました」と書いたそうだが、
娘は「そんなの先生が喜びそうな、言わせたそうなこと書くに決まってるじゃん」
まことに社会性に満ちあふれた御意見を、、
「大体中学生に「アニメ」なんて馬鹿にしてる!」が現役中学生の心の叫びで
「アニメ」見せられて喜ぶ、なんて小学生じゃないんだからわかってない」と、
皆さん、よろしいですか、大人の思い込みに子供がしかたなく「つきあって」やってるんですよ、
なんと「大人」孝行なデキた子供達なんでしょう(涙)、これを見せたら子供はこうなる!なんて
思い込みの激しい馬鹿を生暖かい目で中学生は見守ってやってるんです、多分、全然身についていません。
右であろうが左であろうが、どうにかして欲しい、なんて子供がこんなもん見てどうにかなるわけもなし、
現場の先生方の声をもっと拾ってみてはどうなんでしょうねえ、「日本青年会議所」の皆さん方は。或いは生徒達の。
そういうのはどうでもいいんだよね、とにかく自分達が「見せた!」が出来れば「気持ちがいい」、
教育現場で「マスタベ」すんな!!!
子供達は本当に社会に馬鹿にされきってる、「お前達はこうなんだ」「だからこれを与えてやる」、
こういう連中に取り囲まれて、それでも不思議なことに子供達の多数は「まとも」に育つんだよね、
人間ってそう悪いもんじゃないよ。その親世代にしてもね。
私の知ってる教育現場について書きたいこともあるんだけど、週末もばたばたするんで、土日お休みします。
週明け、覚えてたら続きを書きます。