日常。

本田由紀さんの「家庭教育の隘路」を半分ほど読んできて、心が痛くなる、特に母親達のインタビューに。
ブルデューを読んでみたくなった、あちらこちらでその名前をみるし。
それにしても、日本でこの手の「調査」を行う困難さがよく見て取れる、ご苦労されたことだろう、
「階層」というものが見えているようで見えていない、これは日本特有なんだろうか?
母親へのインタビューを読んでいて、みんな悩んでるなあ、本田さんも含めて。
やはり「都会」だ、高学歴母親の大半が中学受験を意識しているので、地方とは違う。
地方では国立大学卒の母親であっても中学受験は考えないことが多いんで、学校の選択肢が少ないとは幸いなのかも。
大卒でも私は中3になるまで子供に塾は考えなかったしね、傾向としては本田さんの本の「高卒」モデル的か。Z会はさせてたけど。
Z会と言えば高校になるとぐぐっとレベルが上がって、評価がかなり辛口。
今のところ娘の希望大学の評価は黒丸、こりゃー、やめさせた方がいいか、と
先日、「お電話相談」なるものがあったのでたずねてみると「今は希望を高く持ってください」、
学習へのアドバイスは「学校のことをきちんとやってください」、「復習をしっかり」と当たり前のことを繰り返された。
Z会のレベルは高校がメインなのか、中学とはかなり違う。
中学と言えば下の子にも小学校から引き続きZ会をさせているものの、
どうもこの子には「進研ゼミ」の方がむいているのではないか、夏講座なるものだけを受けさせてみようか、
先日の中間テストも成績は急降下、あんた、勉強にむいてないわ、とあきらめるわけにもいくまい、やり方を変えよう、で、「進研」ってのも安易か。
下の子の場合、上の子が1教えたら3くらいまで大体わかる、と違って、1を教えたらかろうじて1がわかるかな?程度の勉強への関心の薄さ、
「進研」の方が「きめ細やかな指導」とも言うし、、(遠い目)、目先を変えたいだけなのよ、親が。
何をやらせても、、って気はするんで、でも何もやらないよりマシか、みたいな、投げやりになるなあ。
本田さんの本が終わったら再び「発達障害の子供達」に戻ってそれから「ピエール・ブルデュー」を借りてみよう。
「文化的再生産」「文化資本の不平等」は何となく納得できた。
本田さんの本には読んでいて泣けてきた、なんでこんなに悩むんだろうな、、、