雑記。

ネットの話題をいじると「なんであんたがこんなところまで?」な人がすかさずブクマしてたりして、
「書くな」「見るな」は永遠に続きますな。
それはともかく、「とんでも科学」と左派的意見の親和性議論をあれこれ読ませてもらって、
「とんでも科学」がすでにどれほど日常に浸透していることか、私の実家の母親は「EM菌」信奉者だし。(涙)
もう説明するのも面倒くさいんで放ってある、大体、この「EM菌」って自治体が勧めていることだし。
どこまでが正しくてどこまでか正しくないか、これを自分で調べて判断するには一般人は時間がなさ過ぎる、
私も「駄目だろーなー」と思いつつ、「ひょっとして、、」と「納豆菌でお風呂場のカビが防げる!」のグッズを「生協」で買ったことがある。
効果ですか?マメに掃除をしていれば、かびないもんです、効いたか、効かんか、わからん。
このあいだ、朝日新聞の「強まる「ニセ科学」包囲網」記事で「超音波で蚊が逃げる」「カビを抑制する洗い桶」
「ニコチンがビタミンに変わる」と、まー、「そーだったらいいのにな」の様々なグッズを紹介していて、
その中に「納豆菌」もあったんで、「ああ、やっぱり、、」と、「ニコチンビタミン」は知らなかったが、「カビ抑制グッズ」と
「超音波、蚊」は「生協」のカタログで見たことがあったんで、また、「生協」は大体「護憲派」なんで
私は左派的な意見と「とんでも」の親和率についてはもう「免疫」がある。
その点で「とんでも、いやーん」な繊細な男性達とは受け取り方が違うだろうな。
もうすでに日常に織り込まれてしまってるんですよ、
要はそれをどれだけ訳がわからず「とんでも」に惹かれている人間にわかりやすく
「それは違う」と教えてあげられるか、で、あんまりぷんすかおこっちゃうだけじゃ駄目ですよ、
特に「お年寄り」は言うことを聞きませんので。(自分の親で実証済み)
もう頭の中にしみこんじゃっているお年寄りはともかく、「これから」の子供達にどれくらい正確に教えることが出来るか、
「とんでも科学」の「魅力」がどこにあるのか、それをよく理解してあげた方がいいような気もする。
「そーだったらいいのにな」がどこまで許されるものか、
大体私も「なんで納豆菌?」と思ったが、「カビ」の恐怖には何にも勝る!と「わかってて」つい、買っちゃったりして、
そもそも、カビ落としのあの強烈な薬剤が怖いんで、(あれは混ぜなくても十分「危険」と思う。)
それで最近は「重曹」と「クエン酸」を使っているものの、この「重曹クエン酸」信奉者にも怪しげな奴らがかなりいて、
「この世は何でも「重曹クエン酸と粉石けん」で解決かよ!」と私は「心の叫び」を上げたくなったりして、
どうにかしてくださいよ、この人達、と常に思っております。
それでも、これ以上行くと「とんでもライン」に引っかかります、とごく常識的な人間ならほぼわかるもので、
それが「わからない」いい大人には何を言っても無駄でしょうなあ。
みんな「魔法の呪文」が好きなんですよ、念仏を唱えるようにそれさえ信望しておきさえすれば「安心」な、
「不安」な社会に生きていることを素直に受け止めることが出来れば多少はマシなんでしょう。
それにしても「マイナスイオン」「銀イオン」、「どんだけぇー?」日常にあふれていることか、
うちのエアコンは「マイナスイオンでリラックス効果」と、そんなものをなんで買ったか、「安かった」からです、
量販店で思いっきり値引きされてました。信じてませんが「そーだったらいいのにな」、です。
そういえば、このあいだ読んだ香山リカさんの本に
「「電磁波で私は、、」の患者さんがやって来た、もってきた小冊子には科学者の方の意見が記されていた」とあって、
いい「科学者」がそういうのに関係する点をもうちょっと追求して欲しいな、と思ったのでした。
「とんでも」の「元」を断つ努力をして欲しいです、騙される側の一般人としては。
これもまた、「書くな」「見るな」の議論のうちかもしれませんな、やれやれ。