ネットを読んでいて中国本土での「カルフール」攻撃は中国政府がやらせている！の意見をあちこちで見かけたけど本当かなあ。
「カルフール」は確かにフランスの会社だけどそこで売っているものなんか、実は中国で作られたものばかりじゃない？
たいていのものって「フランスデザイン、中国メイド」で、「ボダム」だとか「ベネトン」（両方フランスではありませんが）他、色々
ヨーロッパのいろんなデザインメーカーが製品を中国で作らせてる。
食品でもそう、発注はフランスでも作ってるのは中国人民。
「カルフール」みたいな安売り店の製品全部フランス製なのかなあ。
結局、中国製品の不買運動をしていることになるんだから国家が人民を動員するものかなあ、、、
と言うようなことを考えたのは、今、パチモン奥様系雑誌で「イケア」という「北欧ブランド」の店がよく取り上げられていて、
「今は日本製よね」と同じ雑誌で特集を組みながら、「イケア」のこの値段設定を見る限り、
私はここの製品は「北欧デザイン、中国メイド」にしか思えない。いつ、ヨーロッパは安売りが出来るほど人件費が安くなったか。
「イケア」にしろ「カルフール」にしろ、まだ行ったことがないので確かめてはいないんだけどね。
ネットでは色々な格差論があって、ある種の地雷を踏むとブクマ攻撃が一斉にかかる。
「若者が何故自民党を支持するか」とか、「国家に救済を求める若者」とか、単なる印象を語っているので、
まあ、そういう意見もあるのかな、と私はこちらの方のところを読むのが好きなので
その意見に賛成するとは別に面白いと思って読む。
奇妙なナショナリズムというものは極端なナルシシズムであると言うことがあちらこちらで指摘されていて
それが一番正しい指摘だと私も思う。
それとは別に、ある種の人が異常に「保守的であること」にこだわるのは見捨てられたくないせいではないのか、
なんで自民党を、というよりは自民党に属する政治家をどう考えても彼らを支持することで自分の首を絞めそうな人たちが
熱狂的に支持するのか、無意識に「媚び」てるってことじゃないのかな、「私は国家に必要な人間なんです！」って。
国家に切り捨てられる層、もう「かろうじて、中流」なんてこの国には必要がない、ひんやりとその気配を感じてる人たちが、
身を挺して「ほら、私はこんなに国家の役に立つ人間なんです！認めてください！」と必死にアピールしてる、
で、だから同じようなことをしている中国人だとか北朝鮮の人だとかが憎くてしようがない、自分と同じことをしているから。
でも彼らがあれをやるのは明らかに自分の「命」がかかってますからな。「みーんなと一緒に」やらないと、いつ、何が起こるか。
日本では「まだ」それはないけれど、いつかそうなったらイヤだなあ、
見捨てられるなら見捨てられるで媚びなど売らずにさっと身を引くのもやり方だし、
それまで尽くして（？）きた（従順に日本人やってきたってこと）その「代償」を「国家」に求めるのは当然の権利だと思う。
それが「日本」に生きる、と言うことでもあるから。
麻生だとか、小泉とか、私には信じられない、おかしな時期に政権を放り投げて安倍なんかを未だに支持する人間が
ネットには多数存在して、小泉、安倍、の尻ぬぐいをしているだけでしかない福田を攻撃する、
無理ですよ、現首相に色々求めるのは。これ以上のことなんか、現政権には出来そうにない。
そういう判断が出来ずに、まるでもう一度、「小泉、安倍」あるいは新しく「麻生」が首相になれば
日本は魔法の国のように復活すると、それってなんの「宗教」？と言いたくなる。
カルフールを攻撃する中国人も滑稽だけど、日本人も十分滑稽、
長野の聖火リレーが終わって、「フリーチベット！」と書く人はネットで激減しているようなのは、もう、やれやれ、と。
ま、これも単なる私の印象論なんで。カルフール攻撃は本当に中国の国家陰謀か？どうも腑に落ちない、、
