「モンスターペアレント」、ネタ、、、、

最近「モンスターペアレント」が熱い。
長すぎて時々途中で読むのがめんどくさくなるマフ君のところで分析を交えたエントリが出てるんだけど
あのさ、「モンスターペアレント」って結局「数」が「少ない」から問題になるんだよね、そこをちゃんと押さえて欲しいな。
私はネットで道徳テストについてぶつくさ書くが、学校には何も言わない、何か言えばたちまち「モンスター!」だから。
そういう暴力性を今でも「学校」って集団は持ってる、それが子供に向かうのが怖いので、
私は子供の好きな色を担任の先生に他の子供達の前で批判されても何も言わなかった、何いっても無駄だとわかってたし。
なんで「モンスターペアレント」ネタがこんなに盛り上がるのか、要は「子供を守れ!」ってことなんだよね、
「子供がかわいそう」といえばとりあえずは「いい人」になれる。「子供のため」に「親をどうにかしろ!」ってのは、
話題によく上る、児童ポルノ規制法やフィルタリング、そういったものと同質であることに気がついているのかな?
「数が増えている!」っていうけど、昔から「とんでも保護者」は結構な数いたってことで、
私みたいに地元に帰って自分の母校に子供を行かせてる人間にはよくわかる。
実家の親や同じ学校に通わせている同級生達と話をしていると、「ワオ!」ってな昔話を聞かされる。
「あーんなこと」や「そーんなことが」あったのねえ、、、と子供時代は知らなかった、わからなかったことが今はいい年になった
幼なじみと情報を寄せ合って、「そうだったのか、、」になることはしょっちゅう、本当に「数」として増えてる?
それ、かなり「主観」が入ってない?「凶悪化する少年犯罪が増えている!」と同じで。
確かに私もネット上では悪名高きPTA役員を何年かしてるんで、「とんでも!」な親のリアルな存在は
ネット上の善良な多くの皆さんよりはよく知ってる、
(ちなみにPTAおばさんが悪い、みたいな意識もどうにかならんかね、役員の中にも妙な連中は一定数いるよ、
でもほとんどが、もののわかった地元の人間、
先日、あの沖縄の少女の事件の時に「沖縄のPTAの人は迷惑してるといってるらしい」なんて
とんでもない意見を書いてるバカ日記を読んだが、そんなPTA役員はPTA全体の中でも間違いなく鼻つまみ者、
でも何も言えない、何か言えばどんな「とんでも」攻撃が帰ってくるかわからないから。)
給食費を払えるのに払わない人の話も聞いたことはあるし、一緒に役員している、それも「長」になってる人で
めちゃくちゃうさんくさい人間がいるのも知ってる、でも「人手」が足りないの、役員活動でも。子供が少ないから。
どんな人間であっても受け入れて、何とかやっていくより他、仕方がない。
だから役員活動はそんなに辛くはないよ、みんなが「やらなきゃいけない」でがんばってやってる人が多いから。
モンスターペアレント達に本当に迷惑しているのは私たち声のない「ふつー」の親たち、
子供もいない、事情も知らないで非難だけ出来る人たちじゃない、先生達でさえない、そんな親も子供が育てば去っていくから。
地元の学校に通わせている親である私たちには逃げ場なんてない。せいぜい、激しくぶつからないように努力するだけ。
「子供を守る!」がうさんくさいって気がついている人でも「モンスターペアレント」には燃えるね、不思議なもんだ。
昨日ニュースで子供を入学式に出さなかった学校の話が出てたけど、入学式に出さない、の最終手段を使った学校を
気持ちはわかるけど、ひどい、と思う、子供の責任ではないものね、払えるものを払わないようなバカな親を持つのは。
そういう親の元で育っている子供もまた犠牲者であるのは私にもよくわかる、
そういう「親」を持っていることをみんなに知られるのは本当にその子供が気の毒だ。
尾木直樹氏がコメントを出しているのを見たが、多分彼が言ってる謝るべき「生徒」と「保護者」っていうのは
入学式に出てた人たちだと思うな、私はここまでする学校に対して不信感を抱くもの、
ちょっとしたことでここまでの対応されたらどうしよう?と神経質になってしまいそうだ。
マフ君の書くものは私は嫌いじゃないけど、時々思いこみが激しいよ、本当に多数である側を認識して!と思う。
「子供を守る!」ということは守る子供を少なくすればいいってことじゃない、
それがわかってくれる人はネットにどれくらいいるんだろうね、、時々、情けない。