あまりにも、あまりにも。

ハナタレおばはんは「ズビズバーパパパヤー」と歌いながら鼻をかむ。風邪なのか、花粉なのか、わからん。
頭はいつも動かないので、動かないなりのリハビリを。
今朝、必ずチェックする小児科のアルファブロガー先生のところであの3K新聞のネタが。
先生っ、駄目ですっ!あんなものを読むと目が汚れます、気持ちが悪くなります、脳が妄想に冒されて使い物にならなくなりますっ!
3K新聞によると「医者は警察官よりあまってる」そうですが、
先日身内の現役勤務医にチラッと「医師が余ってるって本当?」と聞くと
「あまり使い物にならないお年寄り医者も数えていると思う」とすごいお答えが。
「医者の世界も少子高齢化、年寄りはいても若手がいない」
「地方都市に医師の数が足りてるように見えるのはお年寄りが多いからだろうな」と、なんてえこったい!なお話。
そういえば先日3人目のお子さんを身ごもった知り合いとランチして里帰り出産をする話を聞いて、
彼女のご実家近辺ではほんの5年ほど前に2軒あった産婦人科も出産入院はやめることにしたらしい。
私も以前住んでいたところでつまり県の南部になるんだが、そこの産婦人科は完全に絶滅、
今1軒だけある農協系の総合病院だけが出産を手がけていると、
「そこの産婦人科、先生は何人いるの?」「二人です」
ひぃーーーー!!いくら過疎化が進んでいても県南部のお産をそこで一手に引き受けてしかも産婦人科医が2人では、
これはその二人が死ぬ覚悟でやけになってやってるとしか思えない。(1人はかなり年配じゃなかったかな?)
「とりあえず「妊婦外来」を作って、健康な妊婦さんの普通の検診は助産師さんがやってるんです」って、いつまでつづくの?それ。
小児科先生のところで以前にも取り上げられていた「とんでも産婦人科でも、ないと困る」は、実感としてよくわかった。
あれを読んだときは、「とんでも産婦人科」を好んで利用する妊婦達もよくない、
でもそうしてしまう理由は「学校教育」にもある、としみじみ思った。
「人の在り様」を「水」に教えてもらおう、なんてやり方が学校で取り入れられていては、
いつまで経っても「羊水は年取ると腐る」がまことしやかに伝わるんだよ。それが「とんでも産婦人科」へもつながる。
ついでに言うと、「ジェンダーフリー教育は間違っている!」と騒がれると
学校で「エイズは簡単にはうつりません」を教えても、肝心の「ウイズコンドーム」がきっちり教えられないければ
エイズはどんどん蔓延するよ、本当かどうか確かめていないが先進国の中でエイズが増えているのは日本だけだということだし。
ジェンダーフリー教育バッシング」のとんでもキャンペーンを張ったのもかの3K新聞だったと聞いているが、
それで先生自体が何となく教えるのが気恥ずかしい性教育をなし崩しにやめてしまわれては、本当に困る。
私は「科学」の分野として、「性教育」は年少の人間にきちんと教えておいた方がいいと思う。
自分の身体のことだ、「男の子」「女の子」をはっきり意識する前に「総合」の時間でもいい、「理科」の時間でもいい、、
いずれ子供を持つ可能性のある自分の身体の機能について、馬鹿馬鹿しい考え方に浸食されるよりも早く、
真面目な「科学」としての自分の「性」の部分を理解しておいて欲しい。
正しい知識があればいずれ「とんでも産婦人科」だって駆逐されるだろうし、自分の身体を大事に思うようになれば
おかしな患者も少しは減るだろう。
それの邪魔をする3K新聞、本当に先生がおっしゃるとおり、
「こういう根拠不明の話を子供の教育に持ち込むのは害悪そのもの」だ。
先日、朝日新聞に「羊水発言」について識者の意見が載っていて、それによると
「日本では虫の生態は教えても人間の身体の機能はきちんと教えられていない」、特に「生殖」の部分は省かれている、と
私はこれをどうにかするべきだと思う、
3K新聞がお得意な、変な「精神論」ばっかりたきつけて、くだらない「道徳」ばっかり称揚するよりは。
ま、でも、lovelove(政府の)イヌ、な人がネットで大きな顔をしているようではなかなかうまくはいかないだろうな。
昨日、何でかトラバがあったけど。
随分前にももらったなあ、同じようなトラバ。「読みましたよーん」のお返事か。
どんなに「数」を見せられても、実感としてひしひしと「産みたくても産めない状態」になってることがわかっていると、
3K新聞の書くことなんかとても「信用」に値しない。つか、本当に「新聞」?
ちなみに私の身内の勤務医は全員、そろそろ絶滅がささやかれ始めるだろう「内科」で、最年少者もはや32歳、
その彼女が妊婦になってもがんばって働いてたらひどい中毒症になって現在入院中、絶対安静状態。
「抜けたらどうなるかわかるから出来るだけ、と思ったのが悪かったんだろう」と他の身内、談。
3K新聞撲滅キャンペーンを張りたい私。もう「見ない」だけではすまない、かも。
追記;「生殖の部分は省かれている」について、子供の問題集でちらりとふれていたのを思い出したので
   調べると、小学5年生で「メダカの卵の成長」と「人の母体内での成長」が「選択」として取り上げられている。
   この分野は「発展」としてとらえられているので学校の方針、先生の考え方で左右されると思う。
   明日、このことについて私の子供達の場合を書く。