とほほのほ。

昨日、下の子の作文を見て腰が抜ける。
「枯れ葉剤」と「エイズ」が「関係している」と「インターネットで調べたらあった」と書いているのだった!
まさか、そんなことが、、と一応グーグルで「エイズ、枯れ葉剤」で検索してみると、はっきり書いてあるものはなかったかわりに
出たー!「副島隆彦」ー!!誰かー!「なとろむ先生」をよんでぇー!!!
「枯れ葉剤」と関連させてはないけれど、「エイズ」とはアメリカで開発された「生物兵器」だそう、
子供が見たのはこのあたりから妄想をふくらませたものではないんかー!
ざわめく両親に、しかられるのかもと涙ぐむ子供をあやして聞けたのは、
「色々写真とかが貼っていて「信用」できそうだった」「ちゃんとしてると思った」、仕方があるまい、小学6年の子供だもの、
とほほ、チェックしてよかったよ。でも、先生もチェックしてるんだよ、この内容。わが愛すべき「ウヨク」先生が。
聖徳太子ユダヤ人だった」説を授業中にお話になる方に何を求めることが出来ましょう、、、(涙)
子供が読み間違っている可能性もあるんで、一概に何かを責めるわけにはいかないが、
「阿修羅」とかいうところの、あの「陰謀説」、どうにかならんのかね、
本当に「エイズ」は「アフリカ起源」じゃなく「アメリカの研究所発」なのか?
別のところでは枯れ葉剤を作った研究所が「エイズ」を作った、と。あぁあぁあぁ、、、(エンドレス)
学校ではエイズへの偏見をなくすためか「エイズは簡単にかかる病気ではない」と言うこと「だけ」を熱心に教える。
でも「性交渉」についての話は華麗なまでにスルー、
「せーふせっくす、ういずこんどーむ」くらいの知識を「うっすら」とでもいいから教えてくれー!
エイズのことを教えるのにこれをちゃんとセットにしておくべきじゃないのか?
これじゃあ、「エイズは(せっくすしても)簡単にはうつらないと信じ込んででんじゃらすせっくす」→「うっかり、うつる」
→「アメリカの研究室で作られた特効薬がある(と、ネットにあるのを見つけたりする)」→「簡単に騙される」、後は、、、
なーんて、妄想炸裂してしまったよ、このように凡人はチラッと見ただけのことを適当につなげて想像をふくらませるんですよ。
2004年の書き込みをずっと放置されてしまってはなあ、、
「疑似」とか「似非」科学批判は、「年寄り」には必要ないかもしれないが、これからの子供達には必要だ。
どのような「陰謀」が世界に張り巡らされていたとしても、日常生活に何ら支障がないんでこんなことでもなければ
「親」はネットで検索なんかしない。でも子供は学校で総合の時間にインターネットを使ってあれこれ調べる。
他にも検索すると出てくる、出てくる、「とんでも」科学、、、、
まあ、「エイズ」と「枯れ葉剤」を関連させたのを副島隆彦だと決めつけるわけにはいかないがそれでもあれはあんまりだ。
多くの著作がある人の書いたことだと思えば子供は簡単に信用する。
「疑似」「似非」科学批判の活躍、急募。この先、子供はなんに引っかかっていくんだろうか、、、ううう。
橋下大阪府知事、誕生。子供に関する公約が守られることを切に願う。