お言葉、二題。

とあるところから、「初めてあったときにこの子と結婚するってわかった」みたいな言葉に出会った。
これって、「男の直感」ってヤツ?うちのダーリンも同じようなことを言ったんだけど。
でも私は全然わかんなかった、私は初めてダーリンにあった時のことをほとんど覚えていない。
印象は「よく怒る人だなー」だったかな(声が大きいから)、ごめんね、ダーリン。
私には男兄弟がいるんで特にそう思うのかもしれんけど男の方がロマンチストっぽいよなあ、
そしてそれが許されてる気がする、もし女が「初めてあったときからあなたと結婚するってわかった」と言ったら
「びみょー」な気が、、(たとえ「かわいい」子であっても「ストーカー」っぽいような、、、)
私は同じようなことをダーリン以外にも言われたことがあったんで、こういう台詞を素直に「素敵」と思えない。
それ言って喜ぶと思ってる?と腹立つ。「結婚してあげるよ」って気で女を見てないか?とおもったり。
そんなに簡単に「この子と結婚する!」って本当に「わかる」モンなんか?
なんでそう思うの?相手は全然そう思っていないのに。なんで相手にはわかって、私にはわからんのかね。
ダーリンがうれしそうにそれを言ったとき私はむっとした、
正直、「結婚は早計であったか?」なんて思っちゃったよ、これってすごくいい台詞なんかね。
もちろんその言葉を使っていた人はうちのダーリンと同じく心清らかで、実際本当にそう思って結婚もされているんだし
「イラッ」っと感じる私の方が悪いに決まっている。
ま、うちのダーリンのいいところは「私にはわからんかった」と言っても全然怒らなかったことだな。
わからなくてもかまわない、と言うのが気に入った。そういうところがよろしい。
「頭がいい」と言う言葉を定義づけようとしている人を二人ほど見かけて、
この「頭がいい」という言葉を素直にほめ言葉に受け止める「大人」ってどれくらいいるんだろうと思う。
と言うか、「頭がいい」なんて「ほめ」られてよろこぶのって何歳くらいまで?
私は子供の時から「頭がいい」なんて言葉をほめ言葉として受け止めたことがない。
この「言葉」ってそれを言う人間が「私はあなたを「頭がいい人間」として認めるほどに頭がいいんですよ」
みたいな、見下し目線が含まれてる気がするんだよな、
あるいは「私があなたを「頭がいい」と認めて「あげましたよ」」ってかんじ。
私は皮肉でしかこの言葉は使わない、その立ち位置の馬鹿馬鹿しさが嫌なんで。
「さすが奥様、頭がいい」なんてことをつっこみどころ満載の安物のセールスマンが言ったら私はいつも
「そうなの、あなたに「頭がいい」とほめられて喜ぶようにに見られる程度に私は頭がいいの」と言いたくなる。
(いいませんけど)
「頭がいい」といわれたとき「でも性格は悪いよね」といわれているような気がする。
「頭がいい文章」を定義づけようとしていた「衒学主義者」を名乗る人の書くものに感じたのは、こういう感触、
「頭のいい文章」って「性格の悪そうな文章」のような、
人を食った、というか頭の弱い連中をからかってる「人の悪い」感じ、面白いけど。
「頭がいい」のと「性格が悪い」のと私の中ではセットっぽい。だから私はむっとしてしまうのかね。
「頭が悪い」のと「性格が悪い」のと言われてどっちがましかといえば、私は「頭が悪い」、のほうがましかも。
「頭が悪い」ってことは「悪いことはしなさそう」、みたいな。(でも頭も性格も悪いヤツもいるか)
ネットで出会う言葉は不思議だ。気になる言葉は時々自分を映してる。(ような気がする)