「バカボン」な、ママなのだ。

私の「天敵」(?)「教育再生会議」がまたなんか「提言」しているようでむむっ。
と言ってもう来年は上の子は高1(予定)、下の子も中1とどんな答申があるにせよ、あんまり関係ないんだな。
そう、来年は私も「バカボンのパパ」と同い年、
このあいだバカボン出版40周年とニュースで聞いて「41才の春だからー」とついうたう私、
「連載が始まったときにはじめちゃんが生まれたからはじめちゃんも40かぁー」とダーリン、
はじめちゃんも二十歳過ぎればただの人、、ってか?(何を言うやら)
先日、少子化の白書がまとめられたそうで、ちらっと読んだら子供を持つ女性の7割がいったん職を退く、と
なんと!7割ですと?そりゃ、少子化なんか進むはずだわ、仕事やめたら食べていけそうにないって人が多いって言うし。
「今の生活レベルを維持しつつ、子供にもお金をかけたい」なんてそう簡単にできることじゃない。
たとえば夫婦の年収800万でマンションのローンを組んでたりしたら
子供を作るのに仕事を辞めるとなったら立ちゆかなくなるのは目に見えてる。
親の援助が望めるのならともかく、それで子供を作ろうとするのはある意味「無謀」でもある。
ただ、お金をかけなくても育児は出来るところもあるんで、
欲しいと思う人は何とかなるから早めに作ってみては?とも思う。
「子供を私立に通わせなくちゃ負け組になる」なんて考え方は馬鹿馬鹿しいんで、
特に自分を一定以上のレベルにあると思いこんでる人はそういう考え方に傾きがちなんで
「子供にはお金がかかる!」と信じちゃ損だ。確かにかかるのはかかるけど頭を振り絞れば何とかなる(と思う)。
振り絞る頭がないのなら、子供を作るのはやめといたら?と言えるけど。
それにしても、女性の7割が仕事をやめるとは、男女共同参画って一体何やってるんだろうな、
と言うか、みんなやっぱり子供は手をかけなきゃ育てるのが難しいと認識してるんだ、
子育ても仕事もみんな全部やるのは「無理!」と思ってる人が7割なんだな、
実際、その両立を確実にこなせる人は3割が妥当な線と私は思う。
学校も多分保育のシステムもきちんと女性が仕事をして無理なく育児できるように出来ていない。
親になった限りはある程度覚悟して努力しようと思う人が子供を産んでるわけで
でも仕事で拘束される時間や、突発的な子供の病気に対応する休みの取りづらさ、
諸々を考えたらやはり子供がある程度育つまで仕事を辞めるしかない、の判断をしてしまう。
教育のシステムを変えないとどうにもならない、はわかるけど、
同時にちゃんと労働形態も整えて欲しいなあ、「早く帰ろう法案」は、本当に早く帰らせてくれるのか?
私の身内の男達は相変わらずむちゃくちゃ忙しくて専業主婦でも雇わないと
子供のいる家庭生活なんか維持できそうにもない。
つか、まともな人間生活も無理になるときもある。(時期的なものもありますが)
少子化を食い止める気が本当にあるのなら7割もの女性が仕事を離れずにすむやり方を考えて欲しいなあ。
あるいは再就職をもっとしやすくする、とかね。
とかいいながら、子育てを終えて今度はそろそろ介護が始まる予感な私のような人間には再就職さえ出来そうにない、
介護の世界も甘くない、と聞いてるしなあ、、
今の社会はやはり家庭内の誰かに負担がかかるように出来てるから、これをなんとか出来ればいいんだけど、
教育再生会議が「提言」しただけでは余計混乱させられるばかりのような、何もしないよりはマシだろうけど。
(ほんまか?)
でも、できる人は今でも努力してやってるんだよね、現行制度の悪いところをなんとか自力でクリアして
がんばって育児も仕事もしてる、文句を言いながらでも何とかしてる、フルタイムで働く人もパートタイマーも。
今の子供が育って大人になるまでにもうちょっと何とかなるのならいくらでも提言しろよ、教育再生会議
と、ぬるい目で見る私、、、
育児のハードルばっかり高く高く上げるのはやめてくれよな、あんた達に求めるものはもうそれくらい、
そういや、このあいだ池坊の家元が割といいこと言ってたような、ちゃんとあれこれ調べてから言えって、
何に対してなのか忘れたけど。
イメージだけで「最近の親は、、」と語られるのはもう飽きた。
「ボンボン、バカボンバカボンボン」で育った私が育てた子供達はどんな社会で生きていくんだろうなあ、、