ネット雑録。

昨日の教訓、「ぼんぼんは、すぐやめる」、違うか。
なんにしても昨日お休みだったダーリンが横で「きっとスキャンダルがでるぞ!」
とごちゃごちゃ言うんで(脱税疑惑ってホント?)何を書こうと思ってたか忘れた。ほんま、年やねえ、、
あちこち巡回していて、ふと「作る会の歴史教科書」について、
障害のあるお子さんのいらっしゃる方の一考察に考えさせられた。
私も以前、あの歴史教科書を読んだことがあって、作りがとても「ものがたり」的だ、と思って、
「作る会」はいっそ国語教科書でも「作れ」ばいいのに、と思ったんだな。
でもそれはつまり「わかりやすい」と考えるべきだったのか、
どの程度の、どの種の障害をお持ちのお子さん方が使われるのかわからないんだけど、
「読みやすい」のは選ぶ一つの基準としてみるのも可能か、と思った。
つまり、読みやすい、わかりやすい、ある種の障害をお持ちのお子さん向けに
親切に作られた教科書が「ない」ってことは大きな問題だと思う。
現場の方々はそういう目線で選ばれるのかな、と、
たとえば以前、ネットで知った、「行き過ぎた性教育の例」のお人形が、
どこで使われるものだったかを思えば
(それをわざわざ、さも悪いことをしているかのように取り上げた、かの国会議員は今どこに?)
あの「作る会の教科書」を選んだ学校への偏見は私の中にもあるな、とよくわかった。
(あんな教科書を使わされるのは「差別だー!」てのも、ある意味「見下し目線」だよな、反省。)
昨日の朝日新聞のトップで学力調査結果公表は1割弱しかしない、
(アンケートに答えた教委だけだろうけど)も現場の人たちはよくわかっているもんだ、と思ったなあ、
何故公表しないかその理由として「データの一人歩きが怖い」とか
「地域ごとの実情や課題の分析なしに公表すれば教育をゆがめる」の意見は
久々に聞く、「まっとう」意見だった。
警察は意味もなく警察官を逮捕したりしないし、先生方も悪いばかりじゃない、
親もまた、モンスターばかりではないのがこの世の中。(でも総理大臣は突然辞める、死なれるよりましか。)
アンパンマンについて大変面白い考察も読ませていただいて
最後のオチまで、と感想は控えてたんだけど、そこのコメント欄でちょっと気になったのが
「平和」への反感めいた視線。
アンパンマンの原作者、やなせたかし氏は戦争体験、というか、従軍経験のある人なんだよね、
西原理恵子さんの「毎日かあさん」(背脂編)の「同郷対談」(お二人とも高知出身です)で、
やなせさんが「人生で何が一番、つらいか、食べられないってことなんだよね、」
「正義の味方だったらまず、食べさせること、飢えを助ける」
「戦後ずっとスーパーマンとかウルトラマンとかいっぱいヒーローは出てきたけど
みんな飢えてる人を助けない。」
「それをやんなきゃ、と言う思いがずーっとあって、結局、アンパンマンにつながっていく」と
この対談は「顔を食べられるなんて気持ちが悪い、と言われた」に続いていって、
つまり、やなせさんはものすごい反戦感情を持っていて、「飢え」が「敵」で、
食べられるものを食べられなくする「ばい菌」、「かび」とか、そう言う図式でもあるのを、
「嘘っぽい平和」にとらえられてはなあ、、
私は子供が感じるアンパンマンの怖さは、原作者の心の底にいつまでも残る
「戦争の記憶」がどこかで伝わって、そのせいじゃないか、と思ってた。
夏頃「ゲゲゲの鬼太郎」にはまっていて、これも戦争体験のある、水木しげる先生の
戦後すぐの世界観から始まった話なんだなあ、と子供の頃、「ゲゲゲの鬼太郎」は怖かったんだけど、
少し理解できた気がした。
水木先生もその従軍経験が創作に大きくかかわってるんだよね、色々書きたいことはあるけど、
今日はここまで。
「戦後レジュームからの脱却」なんて、戦後はおわってないよ、
まだまだ整理して、反省することはいっぱいある。平和に反感を抱くヒマなんてない。
それにしても小泉前総理は見る目がなかったんだね、すぐやめる総裁を推したんだもの。
「死なれるよりマシ」の目で一国の首相を生暖かく見つめないといけないとはなあ、、
ほめて育てるメソッド、ってか?こういう首相は殴ってでも!の意見は出てないようだねえ、、
あれこれお気に入りさんを読みあさった中でいつものようにちきりんさんの意見が秀逸。
あら、今ニュースを見たら「おうちに帰ろう法案」の桝添の前の嫁が
「小泉総理の再登板を」なんて言ってるわ。心の底からアホか、と。