『スタンダード』、新聞を読む。

何のかんのでばたばたしてて新聞がその日に読めなかったり。
で、日曜の新聞を月曜に読んで、自民党衆院議員である西川京子さんの香ばしい意見にまったりとする。
うーん、すごいなあ、この臆面もなく「私の考える家族像とは父母がそろっていて、
その間に子供がいて両方が離婚や再婚はしていないという『スタンダード』な家族だ」
「これを『スタンダード』と呼ぶことに反発する人もいるかもしれないが
「そういう家庭が実現できれば、それが望ましい姿ではないか」と思うことは『自然』なことだと思う」
ウハー、これぞ「ザ、自民党」ってか?
ええっとぉー、今の総理ってェー、お子さん、いらっしゃらなかったんじゃなかったっけー、
それからぁー、前のー総理大臣ってェー離婚経験者だよねー、って、なんでかアホな子の言葉遣い。
もう、そういう言い方しか出来んわ。うちは、この方御推奨の、初婚カップルで子供もいるんだけど、
こういう人に支持されるくらいだったら、いっそ離婚歴あった方がいい、みたいな気持ちになっちゃうんだよなー。
それって「他人」が決めた「スタンダード」でしょう?
私は自分自身で決めた「スタンダード」に従ってる人が好きだ。
離婚後再婚しようが、離婚成立前に子供をつくろうが、そうするより仕方がなかった人達なんじゃないの?
人はそれぞれだもの、人の生き方にごちゃごちゃ言ってくるあんた、一体何さま?
自民党議員様」って言われたら、ああそうでございますか、そりゃーよかったっすね、としか言えんけど。
自民党議員って「神」?そういや、ここの党員の一部は神様が好きだったな、神様に一番近い党、
ってのは組んでる方の党か。籍がどうこうの話しはよくわからんけど、
親が心配するのは子供の籍が複雑になるからじゃないのかな、
子供が悪いわけじゃないのにそういう「記録」が残るのは不本意なような。
西川さんはこんなの認めたら婚姻形式がおかしくなる、みたいな結論だしてるけど、
結婚の形式なんか、どうでもいいんじゃないの?そういう「余裕」みたいなものを持たせておいた方がいいと
私は思う。離婚したあとに再婚したっていいじゃない、「離婚再婚は不自然」なんてこの西川さんの考え方の方が
よっぽど「不自然」、なんだかうらやましがってるみたいな、御自分は離婚したらあと、
別の相手が誰も見つからないみたいな、相手にしがみつかなきゃ生きていけないみたいな、情けなーい感触、
こんな人が「スタンダード」なんて言い出すから私は自分がその「スタンダード」の中にいることが恥ずかしくなる。
こういう党員がいる党の「再チャレンジ」ってなんだろう、「お情け、かけてやるぜ」ってやつ?
すごーく嫌な感じ、最初のが不幸にもうまくいかなくて、でも次がんばる人って、エライよ、
私は正直言ってダーリンと離婚したら再婚はしませんね、めんどくさいから。
なんでまた、そんなしんどいことしなきゃいかんのじゃ、って、だから離婚しないだけかもしれません、
こういうの、どう?西川さん?倫理的には問題ありですよねえ、それでもいいんですかね、
「スタンダード」の「型」にはまるから。それとも「心から『形式』に従いなさーい、キィキィ」と来るかな?
ま「徳育」なんて発想するのが好きな人達だもん、やーね。
おお、そういや「親学」とかもあったね、語るに落ちたって感じかな。
「スタンダード」が自ら「スタンダード」なんて名乗るようになったらおしまいだな。
朝日新聞は時々こういう香ばしい発言者をのせてくれるンで手放せない。
そして今日もまた、昨日の新聞から読みはじめるのであった、、
追記;なんか今見たらすごい人がきてたんでびっくりした。