言っても仕方がないんですけど。

ああ、なんか書きたくないのに書いてるなあ、、Kさんがいないのが本当にいたい。
ぴりっとした刺激を感じないのです、淋しいです。
続ける、が私にとって一番大事なことなんで、ま、やめないんですが、さすがに今年の年末からしばらく
休止する予定ではあります。上の子の初めてのお受験なんで、合格するまでネットはしません。
超難関校を目指すそうです。そろそろ塾でも探すかな、とか言ってる呑気な親子、どうなることやら。
昨日、初めて新しい洗濯機の乾燥機能を使ってみたものの、単体の乾燥機よりは乾きが微妙に甘い。
前のはからッからに乾いてたんでどうもなあ。生地をいためないらしいんだけど。
よく考えたら今回買ったのは「ミツビシ」、時々怪しげな音をたてるのが不安、
持ちがいいのは実証済の日立の方がよかったか?
最相葉月の「星新一」を読んだ。私は今まで最相さんの書いたものを読んだことがないんで
あんまりよくわからんのだけど、やはりまだ関係者の方が生きている間は思ったことって書きにくいんかね、
もうちょっと掘り下げられそうで、どこか奥歯にものがはさまったような感じがもどかしい。
星新一は「ショートショート」として和田誠のイラストレーションの本のイメージしかない。
他の装丁画の人もいると初めて知った、と言うか、この人がSFであることすら知らんかったもんね、
だから途中の日本のSFの歴史には四苦八苦した、全然基礎教養がないんだもの、やーねー。
イラストの印象から私は北杜夫星新一を同じ箱に入れてたのを思い出した。
ぼくのおじさん」と言う子供向けに北杜夫が書いた本があって、あれを繰り返し兄弟で読んだ。
そこからドクトルシリーズを読んでいった。小学生の頃、児童文学から文学への掛け橋となってくれた本だったなあ、、
ドクトルマンボウシリーズからまともな文庫本にうつっていったんで。
本と言えば小熊英二さんの小冊子、「清水幾太郎」も読んでる。
小熊さんのよいところはとにかく思ったことを率直に書くところだな、あんまり遠慮せずにビシッと書く、
私は他の書評で見かけるほど小熊さんがどなたかに手厳しく書いているように思わないんで、
今回の清水さんに関してもそれほど悪く書いている気がしない。大体、清水幾太郎の名前も知らんかったもんね、
吉本隆明はとりあえず「ばなな」のお父ちゃん、てことだけは知ってた。そういう無知蒙昧な人間が読んで
悪く思わないんだったらいいんじゃないの?「清水幾太郎」読んでみよう、の気にもなったし。
星新一の話しに戻せば、私はこの方は「サキ」とかは読まれなかったのかな、と思った。
私は短編作家でもっともサキが好きなんだけど、よく考えたらサキより前に読んでた星新一から
ショートショート」の面白さを教えられていたのかも、自分の読書遍歴のあれこれを考えさせられる。
私の中で「サキ」と「星新一」のものの見方が重なった、
サキの穏やか(?)な皮肉と星新一のまるでプラスティックケースの中に入れられて見せられている世界、
そのずっと延長線上にKさんの世界があったのですよ、やっぱり淋しいです。