つい、ごちゃごちゃと。

ばたばたしとるんだが、ちょっと気になったんで、書いておく。
今年中学3年と小学6年に全国一斉テストが行われることになっていて、この件に関しては異論様々であり、
私も全面的に賛成なんて気にとてもなれない。(うちの子はばっちり中学3年と小学6年)
しかもネット情報によるとNTTとベネッセが関わっているらしく、
こりゃー!個人情報保護法案ってのはなんなんじゃー!!!とホンマ腹立つ。
これで「新入生おめでとう、ケータイはNTT」だの「入学おめでとう、やっぱり勉強は「進験ゼミ」!」
なんて広告が子供の名前で届いた日にゃあ、訴えてやる!と言いたいところだが、
だからといって子供を試験日に休ませるように呼び掛けるのはどうか、と言っておきたい。
これは親の思想の問題だから、でも試験を受けるのは子供で、子供の問題でもあるし、
子供は他のお友達が受けるのに自分だけ休むことに納得できるかどうか、試験を拒否するかしないかは、
どうか子供に決めさせてやって欲しい。幸い受ける子供は小学校、中学校共に最高学年だけだ。
小6と言っても世間では「お受験」で、その後の進路をほぼ決めてしまうような道を選ぶ仲間もいる。
だから親がどのような考えをその試験と言うものに対して持っているのかよく言って聞かせれば、
試験を受ける子供自身がどうするべきか決められるだろう。そして説明するのも試験を受けない方がいい、
などとは言わず、きちんと事実であると思われることだけを述べるべきだ。親の意向を決して押し付けちゃいけない。
それで、子供が受けないと選んだなら穏便に済ませられるように全面的にバックアップすればいい。
上の娘の中学なんてあらゆる試験日に来ない連中が少なからずいる。こういう連中と同格に落ちると
子供は思いかねないし、またそういう目で見る同級生も必ずいるだろう。国の下らないやり方に
言いたいことは山ほどあるが、とりあえず安易に子供を休ませる、そういう呼び掛けをするのは待って欲しい。
まず、子供の足下を見て考えるように私はあえて書いておきたい。
子供が親の思想の犠牲者になる危うさを私はその呼び掛けに感じている。
もちろんこの呼び掛けを私が知ったところのリンク先を見て本当にこの国の子供達の未来を憂えている方々が
一つの提言として出したことだと思うんだが、休ませることが子供のためになるかどうかわからない。
それは私のわかる限り確かなことだ。
子供達の小学校中学校でも県下一斉テストが「模擬試験」と言って行われたり、そのくせ結果は
学校に「さえ」教えられていないそうだ。当然、県下で何番かなどは親にも子供にもわからない。
こんな試験、やめてしまえ!と子供共々腹を立てている。「やり損かい!」なんで自分の試験結果、
あかの他人が知ってて本人には知らされんのじゃー!とどこかが間違っていると思う。
でも試験は受ける、それもまた「義務」であるから。また「おつきあい」でもある。
そういう感覚で、私は胡散臭い試験を子供と共に受け止めている。
決してほめられたやり方ではないと知っているのだけれど。
理想を持ちながら子供を育てること、親であることの矛盾と苦しみは
この国で公教育を受けさせようとする限り、続くだろう。
それでもくだらなさの中から何かを引き出し、学ぶこともある。過酷な社会で生きるために必要なことだ。
、、とか心配していたら常連の方がコメント欄にいいことを書いてくださっている。
そうです、そういう考えでいきましょう。安易に子供に学校を休ませるのはいけないことです。
ところで私のネット上の「妹」のコメント欄に香ばしい発言をする奴がいたのを知る。
まあこういう人に子供がいなくてよかったとしみじみ思いますなあ。
親になる「資格」のある人なんかこの世に誰一人としていないのですよ、親になってから四苦八苦して
あるべき親となるよう努力をするのです。そうした努力を重ねている人に向かって子供を引き合いに
どうのこうの言う「卑怯」な人間は子供がいないのが「僥倖」と言うべきですな。
そういや私が親であることを「おぞましい」なんて言ってきた奴がいましたな、
奴がその発言の「おぞましさ」に気がつく自分が親になる機会は永遠にないでしょうから、
世の中はうまく出来てるのかもしれません。
どの場面においても一番弱いところである「子供」を狙って他人を動かそうとする、国であれ、ネットであれ。
吐き気がする。