料理研究家、あれこれ。

行正り香さんの検索で定期的に人が来てて、なんでかな、と見に行くとズラッと丁度五つ、私の名前がある。
ごめんねえ、見に来た人、他の人のところは「こんなふうにしてみました!」って素敵なお写真つきなのに
こんな心の黒い日記を書いてる人間で、さぞかしがっかりされたことでしょう。(涙)ネットはこわいですねえ、、
ってまた、名前使ってるよ、行正さんの料理本は役に立つと思います、お勧めです。
そう言えば同じく定期的に来る、で「藤野真紀子」さん、この人最近どうしてるんだろう、
まだ政治家のはずだよね、でも料理研究家としてはどうももう「終わった」って感じがしてる。
一つの目安として料理研究家が副業に名をあげるようになったらこれは成功の証と言うより、
もうブームは去りましたの証拠、って感じだな。特に藤野真紀子さんは元々お菓子はまあまあだけど
お惣菜類がイマイチ、お菓子だって、ものによって、ちょっと微妙な味や手順のものもあったんで、
これぞ定番、と思えるようなレシピは私にはなかった。一回作ってみて、これはこういう風に
うちに合うようアレンジしよう、が私の優秀レシピの定義なんで。素材の組み合わせ方とか調味料の合わせ方とか、
あ、思いつかなかった、ってのがあってこそ、料理「研究家」の本領じゃないかな。
藤野真紀子さんはよくも悪くも「普通」で、ただ聖心女子大卒の通産省(だったかな?)の官僚の奥様の
お造りになられるお料理って点が、なんとなく「お洒落っぽい」で、時代にあったんだろう。
そう言えばこの方、何かお菓子に関するグッズも売り出されてるけど「これはよかった!」って聞いたことないなあ。
井上絵美さんのアーティチョーク柄のボウルは可愛い!てのは時々見かけるけど。(私も持ってる、お気に入り)
栗原はるみさんも食器類を出されてて、栗原さんのレシピは好きでも食器類は『?』で、
有元葉子さんの「ラ、バーゼ」も、もひとつだった、有元さんの料理は「どうよ」だし。
(あれって、ものすごく単純過ぎて素材に頼り過ぎと思う)
藤野真紀子さんにはなしを戻せば、料理研究家として限界だったから、選挙に出たのか?と思ったり。
でもこの先どうするのかなあ、もう料理研究家業界(?)は藤野真紀子さんの時代じゃないように思うし
(今は行正さん、藤野恵さん、枝元なおみさん系の「カジュアル路線」じゃないかな)
大体ひっそり存在する専業主婦にとって選挙なんかに出ちゃった女はもう仲間じゃない、の意識がある。
「政治」の世界なんかにシャシャリ出て、って、仲間内の「掟」を破ったみたいな、
だから私は山谷えり子とかが嫌いなのかもね。「母として、妻として」、なら引っ込んでろよっ!
と心のそこから思うんだよな、何か意志があるんなら旦那使って筋通しな、ってこと、それも出来ないくせに
「主婦として、女として」なんてくねくねされるから腹立つ。「ちゅうぅとはんぱやのぉおお」
と言いたくなるんだよね、「昔ながらの女性のありかた」、なら家にかえってぬかどこでも混ぜてろっ!
て、だれも言わないのはえらいわあ、、私は「母の代表として」を山谷えり子と思われるのはすごく嫌だ。
これって一部フェミニストの人が福島瑞穂さんや辻元さんを嫌うようなもんかも。
「一緒にされたくない!」ってことかな?イヤー、本当嫌なんですよ、
あんなのが「普通の家庭の女性の声を代弁して」みたいなこと言うと。あはは。
まー、女の世界は意外にも厳しくて、山谷えり子なんかを支持する女は「従来の女性像」から逸脱してると思うな、
だって外に出ていって声をあげたとたん、「女らしくない」行為のはずだもん、
それがわかってない女は女の世界の住人じゃない。
藤野真紀子さんが政治家をやめても、もう元のようなカリスマ料理研究家、とはなれないだろうな、
そこが藤野さんの料理のイマイチさ、なんだよね。栗原はるみさん級となるとまた違うかもしれない。
行正り香さんの料理のよさは手軽さ、だ。気軽、手軽、で、ちゃんとおいしい、が一番大事。
ヒマに明かせて色々作りまくってる私の反省もこめてお勧めしておこう。流れは今、こちらにある。