料理雑談。

ホワイトカラーイグゼンプション」がなし崩しに了承されたようですな、
これがなー、この先どんな使われ方するのか、ゾッとしてしまう。ま、「過労死」って言葉はなくなるんだろうね、
「自己責任」とか、ひょっとして「朝御飯食べてなかったからだ!」なんていわれ方したりして。
これに反応しない政治ブログランキングに御登録の皆様方が不思議。年収いくら、ってのに無反応ってのもなあ、、
年収がない人たちなのかな?本当にこの方々は普段なにやってる人なのか理解に苦しむ。
私は今日は黒豆です。「アーブクたったー煮え立ったー」とつい童心にかえって歌う私、、
あんまり煮たたせたらいかんのですけど、黒豆は。初めて「塩豚」ってのを作ってみた。
今回豚バラ肉は奮発してちょっといいのをわざわざ現地に出向いて買ってきて一キロを角煮、
一キロを塩豚にしてみて、塩豚はまだ味を見てないけど角煮の方は作ってる途中から、おお、これは、と思った。
脂身がしっかりしてる。角煮はできるだけ油落としをするのでその過程で脂身がぐずぐずになってしまうものが
多かったんだけど(腕がまずいのは棚にあげるが)今回の脂身はしっかりしている、油分はほどよく抜けて、
今までで一番上手に出来たかも。まあちゃんと金は出すもんですなあ、ここはハム類が有名で
前々からハムは買ってたんだけど肉は高いんで買わなかった。でも買ってみてよかった、
作ってる途中でこんなに違うとは。遠いところなので何かあった時だけ買いに行く事にするか。今度はロースだ!
料理と言えば「行正り香」さんの検索で来る人がよくいて、この人のレシピは優秀とお勧めしておこう。
簡単であんまり間違いがない。あと行正さんとずっと同じ人かと思ってた藤井恵さんもなかなかよかった。
この間借りた本で鶏肉の塩空揚げを作って好評。最近の料理研究家のレシピはあんまり無茶がなくていいな。
好みもあるが私は平野レミが苦手。なに作っても「なんじゃあ、こりゃー!」になる。
この方のお父様は大変変わった方だとダーリンから聞いたが、舌もかわっとッたんかもしれん、
でもグッチさんがこの人を「師匠」と呼ぶんだよな、摩訶不思議。阿木曜子さんのレシピも「、、、」だった。
いえ、育ちが悪くてハイソな味がわからんだけかもしれませんが。
そういや、前に藤野真紀子、辰巳芳子、井上絵美を「聖心3大トレンド料理研究家」と呼んだけど
私はわりとこの3人好きなんだな、藤野真紀子さんは「お菓子」はちゃんとしてる、あくまで「お菓子」は、ですが。
わりに面白いのが井上絵美さん、この人はホンマ料理がカジュアル、妙にウケルものがある。
最近出されてるグッズがなかなか優秀、ブロッコリー柄のボールを愛用中。有元葉子さんの「ラ、バーゼ」よりいい。
辰巳芳子さんの食に関するエッセイを夏中ずっと読んでて、結局「おもてなし料理」って大昔から
ものすごーい見栄っ張り料理だった、と思った。何のかんのと言ってみたところで家に人を呼ぶ、ってのは
やはり敵を油断させるみたいなところがあって「食」で「もてなす」とは、家長の力を「示す」意味があったようだ。
「うちはこれくらいのレベルの生活ができるものを持ってる」と、料理人を抱えるなり、
或いはそういう料理に采配をふるう主婦である妻に本格的な教養があるとか、昔の料理は料亭の料理で
そういうところに連れて行ってもらう妻なり娘なりのことをさり気なく見せびらかすと言うか、
自分の財力を見せつけると言うか、、うーん、「食べる」って行為もある程度「見せ物」的なところがあると思う。
「昔は母親の手料理でどうのこうの」ってのはそうそう大昔からのもんじゃなさそうだ。
江戸時代はファーストフードである蕎麦や寿司が大流行だったとか言うし、
大体落語にも「煮売り屋」ってよく出て来るもんね。「食」もしょせんは「お遊び」的なもんよ。
楽しめればいいのよ、たとえコンビニの弁当でもね。
で、黒豆、母ちゃんが丹波のなんとかいうんをくれたので母ちゃんの分も作っている。つやつや、です。