ちょっと「私信」的、なんですが、、。

「専業主婦」ネタで書くと結構人が来る。私の日記でもっとも人をよく集めるネタなんじゃないかな?
ていうか希少性が高い?わざわざ書くほどのネタじゃないと私でさえ思うもんね、書く人がいないから
よく来るんだろう。(と思う)
何度か書いてるけど厳密な意味での「専業主婦」(=完全無収入、パート収入無し、及び身内の会社に名義貸し無し)
ってのが、今はほとんどいないし、私は何を持って「専業主婦」と位置づけるのか、世間一般ではどうなのか、
ネットを見ても未だあんまりよくわからない。ある人は「旦那の給料を使いまくる」であったり
「無能の証拠」であったり、無能であるのならその事をわざわざ言い立てるってのもどうかな、
と思うんですが、昨今「弱いものいじめをして何が悪い」的考え方の方が主流なんでそれも仕方がない、
ただもうちょっとその「専業主婦像」に統一性があってもいいんじゃないか、と事実無収入な専業主婦は思うんで、
なんだかネットを読んでると「専業主婦ってひょっとして『座敷童子』みたいなもんか!」なんて思えてくる。
「それがいるところの家は栄えている(=専業主婦はお金持ちの奥様である説)」
「いやろくでもない事しかしない(=働いている女性を「働かされてる」なんて笑う説)」
誰も本当にその姿を見た事がない、定義が曖昧だ、みたいなところで言えば「もののけ」か「妖怪」か、
うーん、血もあれば肉もある、生身の人間で専業主婦やってるつもりの私なんぞはものすごく困る。(でもないな)
ただ「専業主婦だからこうだ」とくくられるのは正しい事じゃないかもしれない。
はっきり「間違いだ」とは言いませんよ、「専業主婦なんだもん、馬鹿で仕方がないよね」で
あっさり終わられた方が都合のいい人だっていると思うもんね、片付ける方も、片付けられる方も。
「専業主婦にありがちな一点思い込み」という意見に反応するのは私が「専業主婦」だからだってのも
あるんですがどちらかと言うとやや差別目線が入ってませんか?って事を私は言いたいわけで、
たしかに私自身、珍しい存在である事は間違いないと認めるし、私のような専業主婦ばかりじゃないでしょう、
という意見は正しいと思う。(多分ね)でもね「働かされてるなんてお気の毒」なんて言う「専業主婦」と
「専業主婦的一点思い込み」の意識に差はあんまりない、と思っておいた方が良くはないかな、といいたいんで、
「トホホ」と思うのもそんな馬鹿な人と同列になっちゃいけませんよ、ってことなんですよ。
いましたよ、私の交際範囲内でも、とある地銀の奥様で同じ宿舎の奥様を
「あの人働いてるんですよ、そんな事して恥ずかしくないのかしら」って、
「エェエェエェー?」な事を平気で言う人が。つまり彼女の「その当時の」意見では
「旦那さんの給料でやっていけない、って皆に言ってるようなもんじゃない」で、
その後数年して別なところでたまたまあったらキャリアウーマン風の格好してて
「お仕事はじめたの?」って聞くと「エー、まだ仕事もしてないんですかァ?」の目が点になる意見を
サラッと言って、うーん、すごい、と思った。(わはは)そういう人っているでしょう。
専業主婦でいると視野が狭くなるという点ではそうかもしれない、と思うのでできるだけ知るべき事は
知っておこうとしているけれどそれにもやはり限度があるって事も私はわかってないといけないと思ってるので、
その事をまた「一点思い込み」的と言われたら困るかな。私が社会的に出ていく場面と言えば
今はPTA役員活動と部活の保護者会ととある奥様会(?)で、そこでも「今どき専業主婦ー?」って言う人、
やはりいますよ、はじめからこちらを馬鹿にしてかかる人、何を言っても
「専業さんの言う事でしょう?何もわかってないから無駄、無駄」みたいな。そう言う相手に
私が怒るかって言うと怒りません、やるべき事さえしていれば、まともな人はちゃんと評価してくれますので。
評価されなくてもあんまり気にしません、物事がなんとか動く方向に持っていければそれで良いわけです、
何かを「これは私がやりましたー!」なんて大声で言う趣味もないんで。
私はなにかをしたあとで「やはり専業主婦だからダメよね」と言われた覚えはないんで、
ただ「仕事がありますから」と中途半端で何もしない(仕事をしている人は他にも沢山いる)人が
わりに「専業主婦は、、」って言いますな。それを仕事を持つ人に「ありがち」と片付けるのは私はしません。
今は仕事を持つ既婚女性、母親の方がよほど数が多いんで、「専業主婦」を明確に定義するのは難しいでしょう。
「専業主婦だから」で片付けた方が理解ができる、ならそれも間違ってないと思いますよ。
でもその意見がすぐ出て来る自分自身の内側に何があるのかをよく知っておいた方がいいんじゃないかと、
その方が楽になれるんじゃないか、と同じ日記をつける者は思うのです。同じ、母、で女、ですので、ね。