ふと、、。

年末からすっかりファンになってるブログで結婚やら出産やら、仕事をしていたら
なかなか踏み込めるもんじゃない、と嘆きの声があるのを紹介されていてふーん、やっぱり私が結婚した時と
現実ってあんまり変わってないよなー、と思う。もう結婚して15年も経つんだけどな、
全然「ジェンダーフリー」じゃないじゃン、「フェミニズム」もさっぱり役に立ってないような、、
ジェンダーフリー」とか「フェミニズム」ってなんかろくでもないつかわれ方してるんだよな、
「専業主婦なんてサイテー」とか「なにもかも出来ないと女じゃない」みたいな。
私が子供時代、「フェミニスト」ってのは石田純一的な女性にやさしい男性を少女マンガでは指していたような、
それが今や「フェミニスト」といえばこわそうーなおばちゃん、だもんな、言葉の意味が激変するわりには
意識そのものは変わってないんだなあ、「フェミニズム」のせいで負担が増えた!って恨む気持ちは
わからないでもないなあ、「フェミニズム」だけが悪いと私には思えないけど。
そういや「フェミニズム」の嫌なつかわれかたとして私がよく覚えてるのが、
サークルでちょっと付き合いのあった年上の男性が若かった私に迫った時、
「セックスは誰とでも自由にするべきなんだよ、今女性はフェミニズムで解放されて、
君のような固い考え方は間違ってるんだ」言った事だ。私はそれほど好きじゃない男性から迫られた時
「結婚するまでそういう事はしたくないんで」と断ってたので、まーこういう断わり方で
身を退く男性ってのも「わはは」なんだが、「アメリカでフェミニズムって言うのはね」
と教えてくれたその人は大変頭のいい面白い男性だったが、その人とセックスするのと自分が解放されるのは
私の中で全然両立されなかったんで、間違ってたっていいや、とやはりお断りしたのでした。
今思うと単にやりたいだけの男に都合のいい使われ方してるよな、
これが「フェミニズム」の応用編?それは違うだろうにね。
幸いにして私にそれ以上しつこくしなかった人なんだけど、どうもこれに引っ掛かった真面目な女の子は
相当数いたらしい。それで女性本人が納得してるんならいいんですけどね。
何となく私の今までの人生振り返って「間違っててもいいや」がどっちかっていうと
(私にとっては)「正解」だったような、、結婚する時もそう、
私は四大出たわりに20代前半とわりと早くに結婚したんで、その時だって「まだまだこれからなのに」
と色々反対(?)もされて「夢がない」とかもいわれて、でも私には「これから」が何か見えなかったし
「夢」と言われても元々あんまり夢って見ない方なんで、結婚したいと思った人とあんまり先のことは考えずに
結婚するってのも、まあ私の「自己実現」なんで、他人には理解されなくたっていいや、
と思って結婚したのでした。仕事を止める事になるとははじめは思わなかったんだけど急に転勤する事になって
その後色々あってあちこち点々としたんで、結婚って一緒に暮らす事と決めた私が子供を産んだりして
仕事ができなかったのは仕方のない流れだと思うんだけど、ふと気がつけば専業主婦は忌むべき存在にされていて
私のコンピューターでさえ「賤業」主婦と変換する始末。ああ、コンピューターにまで馬鹿にされてるゥー!
なんちゃって、私が阿呆なのは別に「専業主婦」だからじゃなく単なる私の昔ッからの特質なのでした。
私の好きな女性ブロガーはとりあえずあんまり先の事は考えずに、と言う答えを出してるようなので、
ああやっぱりこの人好きだなあ、と思いました。
フェミニズムはまだ正しい使われ方を模索してる途中なんじゃないのかな、そう思いたい。