死んでくれるな。

また校長先生が亡くなられてしまった、今回は「いじめ」問題で。別に誰かが亡くなったとかじゃなく
お金が絡んだだけの話なのになんでそうなるんだろう、校長先生の御遺族がひたすらにお気の毒だ。
お金に関するトラブルは多かれ少なかれ多分どこの学校でもあることだと思う、
確かに今回の事件は額が小学生にしては大きかったもののそれでも以前数百万円持ち出した事件にくらべれば
まだ取り返しのつく額だ。全国レベルで取り上げるような事ではないと私は思ったが、今何故、
こんなにも教育現場を生け贄に、血祭りにあげようとするんだろう、人が死んで満足だろうか、
マスコミや、教育基本法改正を狙う政治家達は。よく考えてみれば、60年以上前の戦争で
人々を戦争に押し出して死に追いやったのは政治家やマスコミだった、現行の教育基本法がしていると
言われる以上の人数がマスコミや政府によって犠牲になったように思うが、そういう反省はないようだ。
確かに、戦犯容疑がかかっても総理大臣になれたり、そのまた孫までが総理大臣になれる国だもの、
国民全体、学習能力がないんだろう。そう言えば政治ブログランキングなどでは「日教組」なる
「最強集団」が諸悪の根源だとうるさく書き、また実に「日教組」なるものの「悪行」について
自分は非常に詳しいともあるが、さて、この方々が学生だった頃「日教組」なる集団の先生が
猛威をふるっていらっしゃったとしてもその「日教組」教師の影響をなんら受けていないことを
書いてある主張を読めばよくわかるので、「日教組」集団の目指すところとは全然別方向に行くのなら、
むしろ放置しておいた方がお仲間がふえていいんじゃないかな、なんて思う。
そんなに「日教組」が憎いのなら日教組の先生のせいで「トラウマになりました」と言って
提訴してみればいいんじゃないのか?そういうこと書く人は何故か「法律の知識も豊か」な人たちばかりだし。
大喜びでマスコミが取り上げそうじゃない、そういうのもうあるの?あんまり聞かないような気も、、
ネット上ではハエか蚊のようにブンブンと教育現場を行き交ってるらしい「日教組」だけど、
私は自分が学生だった時も、それから子供の学校でも「日教組」なる先生にまだお会いしたことがない。
日教組」の先生方はまるで「もののけ」のように御活躍なのかしらと、ちょっと憧れたりして。
なんにしても、学校の校長先生にまで上り詰めた大人でさえ、一斉に色んな人間から非難されたら
「自殺」してしまう。ましてや理不尽な「いじめ」を受けている子供達が連鎖的に「自殺」してしまったとしても
仕方がない、そういうことじゃないだろうか。「校長先生ばかりを責め立てるな」と学校関係者達、
マスコミは言っただろうか、「いじめを見逃す方も悪い」と言いたがる人間達はそのことをどう思っているだろうか。
私がただ言いたいのはただ「死ぬな」だけだ。世の中には死にたくなかったのに死んでいく人だって沢山いる、
医療行政のはざまに落ちたのか、或いはそれが運命だったのか、赤ちゃんを抱くこともなく
亡くなられた母親の記憶だって新しいはずだ。「死」と戦うことが人間の「生」の証だと信じられる教育をと願えば、
愛国心」をやたらと強調しがちな教育基本法改正は間違ってるとわかるはずだ。
やらせのタウンミーティングやら内々に納めようとすればできたはずのそれほど大きくない事件を
今ことさらに取り上げて国民の不安を煽ろうとする政府やマスコミのやり方でこれ以上の
犠牲が出ないことを心から望む。