地方事情。

お気に入りの方のところで大分のニュースに何故そんなに驚くのかと取り上げられていて、やはりそういう意見もあるな、と
私もその方と同じ意見だ。
安定した雇用先のない地方で公務員は地元に住みたい人間の人気職だ、
自宅から通えば田舎では安い給料でも十分豊かに暮らしていける、夫婦で教職員ならばよりよい。
これが地方の現実で、どこにでもあることを大分で特別に取り上げられるのは不自然なような、
別につぶしたい政治家でも裏にいるのではないか、と勘ぐりたくなる。
私が知る限り、子供達の先生で、特に「女性」は、「どこそこの校長先生」の「お嬢さん」ばかりだ。
あまりにも「当たりまえ」に、やはり教員である夫の父親が「校長」であるとか、もちろん狭い世界だから自然とそうなるのだろう。
先生の子供が先生になるのは全て「コネ」だとは考えられない、そこまで無茶苦茶とは思いたくないし、
今まであたった先生の中には非常に優れた方もいらした、これが現実だ。
まともに仕事が出来るのであればコネであれ、実力であれ、教育を受ける側としてはどちらでもいい。
ただ大分の場合、100点も水増しされているとは5教科で10点づつで、あまりに出来が悪すぎる、
しかも他の人から点数を「盗んだ」のでは、教職員としてその資質に疑いを持たずにはいられない、
本人は知らなかったという話だが、自分の答案の出来、不出来がそんなにわからないものだろうか?
そんな人に子供達を評価されるのはやはり納得できない気もするなあ、、、
件の方は本当に教職を愛しているのなら、なり手がいないという都市部で応募してみればいいんじゃないかな。今年はもう無理だろうけれど。
都市部で教職に人気がないのは、他に山ほど就職の機会があるからだと私は思う。
もし行政が教育に力を入れたいのなら、特に東京都では教職員の給与を人気塾講師並みにあげるべきだ。
年収が1000万円以上であれば優秀な人材が多く集まることだろう、(と言って、石原都知事では「情実人事」になるか?)
能力のある人間は東京では他の職を見つけてしまう、
よほど教育に燃えている人物でもなければ高いとは言えない給料で精神的にも酷使される仕事に就かないだろう。
だから都市部の教職員の能力に「格差」があるのではないか、
ネットで拾い読んだり、身内から聞いた話だけで判断しているので単なる「推理」だけど。
教職の世界でも地方と都会の事情の違いがまた鮮明になったようで何とも情けない。
大分はどう収拾をつけるのか、私が大分県民なら「けしからん!」と言うより「早く収まって普通に授業してくれ」とか思うかな、
途中で変わられてもなあ、、、家庭訪問とか面談とか新しい先生でまたやり直しか、とがっくりする。
地方はどこも辛いな、、、