雑記。

中山大臣、辞任されましたな、最後まで「日教組が悪い」ですか、便利な「呪文」ですな。
何が嫌いでもせめて口では「平和主義」を唱えられんものですか、「大人」なんだから。
一国の大臣ともあろう人が特定の団体を「憎い」「憎い」とその感情をむき出すやり方には軽蔑を憶える、
自分の「好き嫌い」ひとつ我慢できない人間がなんで他人に「道徳」を説けますかね、「我慢」を他人に強いるのなら、まず「自分」から。
「大臣としての職を賭してまでも、子供たちのことを考えた大臣だったと説明してもらうとありがたい」とは全く「述べ得」、
なんのために子供たちが「勉強」するかって言うと、決して他人と競うためではなく、自分のために、
いい加減な人間が唱える「呪文」が正しいかどうか、そもそも全てがそれで終わる「呪文」が果たして人間にとって必要なのかどうか、
「判断」するためなんで、しょーもない「暴言」を繰り返す中山君が「前」大臣になってくれてよかったよ、子供の「教育」のためにも。
しかし、中山氏支持者が政治系ブロガー(?)の中には大勢いるようで。
いつも不思議なのは、子供たちの市販の問題集は「反戦思想を植え付けてる!」と言っていいようなテキストを使ってるのに
日教組が悪い!」に納得している政治ブログがなにも書かないこと。
今、下の子に使わせている「出口」の「日本語トレーニング」なんて、
シリーズの最後に峠三吉の「仮包帯所にて」と与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」をとりあげてるものね、
そりゃーもう、あからさまな「反戦」志向だ。
最高レベル参考書類は中学生むけでもきっちり「従軍慰安婦」や「南京事件」を書いているし、
Z会中学講座でも昭和天皇が戦犯として訴えられなかったことを取り上げている。
でも未だ「Z会自虐史観にまみれているー!」と叫んでいるお子様をお持ちらしい政治系ブロガーに出会ったことがない。
日教組の悪の手から子供たちを守って勉強させなければ!」と言ってるような人たちがなあ、、
本当に子供にちゃんと勉強させてるのかな?テレビ番組のテキストおこしなんかしているヒマがあったら、子供の参考書でも読んだらいいのに。
よほど、「自分」のためになるよ、真面目に子供の勉強に向き合ってみれば見えてくるものはたくさんある。
決して「日教組が悪い」「戦後教育が悪い」とそれだけ言ってればすむわけじゃないことがわかるはずだ。
ゆとり教育」をどうにかしなければ、と思っているのならばまず何が「自分」の子供に足りないのか、
「なに」が「悪い」のか、「何故」「悪い」のか、では「どうしたらいい」のか、「なに」を「補えばいいのか」、どうするべきなのか、
私には「現実」にちっとも立ち向かってないように見える、「自称子持ち」政治ブロガーたちは。
自分の子供に必要なものは「道徳」や「修身」じゃないのがわからないものかな。必要なのは正確な「知識」だ。
「あれが悪い、これが悪い」の「いいわけ呪文」じゃない。それさえ言ってればすむんだったら子育てなんか苦労しないよ。
何が嫌いといって、中山前大臣の支持者たちはまともに子供の教育と向き合っている気配がしないこと。
少なくとも「勉強」の面においては。
いやはや、本当、うんざりした。人前でもっと「まとも」に話す人に大臣になって欲しいもんだ、心の中までは束縛しないから。