連ドラ、二つ。

朝日新聞の「試写室」に「14才の母」が紹介されて「女王の教室」で話題になった子が主人公なのを確認する。
女王の教室」はうちの子供達も毎回楽しみに見ていたので今回のこのドラマも実はちょっとだけ興味を示している、
が、親の立場として見るのは却下、子供達もさすがにひくものがあるらしくうるさくねだらない。
見てないものをあれこれ言うのはいけないことだと思うが、設定だけを読む限り、
あまりにみえみえの意図があってハナにつく。私は14才で子供を産む子供と言うもののリアルを知ってるので
おそらくはおとぎ話タッチで作り上げられるドラマを到底受け入れられないと思っている。
あのね、名門私立女子校に通うような女の子が公立校の男の子とつきあうなんてあったとしても
無茶苦茶「レア」ですよ、それから、中学生同士のセックスがどんなもんか、まともにセックスを楽しむ世代が
わからないとはこれまた恐れ入る。そういやTV番組でも「金八先生」の中で杉田かおるがやってましたな、
相手は鶴見慎吾でしたが。当時中学生くらいだった私でさえ、これはないやろー、って思った、
真面目な中学生同士はセックスなんてしません、もっと謙虚に自分を大事にしています。
何にそそのかされてこんなドラマ作るんだろう、何よりも「子供を作ることが素晴らしい」って
中学生世代に刷り込むつもり?勉強しない連中はせめてせっせと子供ぐらい産めってか、
「数」がなければ戦争も出来ないものね。
それに「今の日本のガキ、なに不自由ないくせに、、云々」と言う「なぞ」の雑誌編集長って、
あんたいくつだよ、あんたの子供時代だってさほどの「不自由」はなかったろうに、
私の子供のころから同じ台詞繰り返されてるんだよな、「イマドキの子は、、」って。
こういうこと言う奴って不老不死の吸血鬼なのかしらね、時空を超えて同じこと言うんだもの。やれやれ、、
私の中学生時代から14才で母になるような子は犬や猫がつながるみたいな原始行動者でしたよ、
ほとんどのまともな中学生はそれをものすごく嫌悪してました。
大人になって、そういう子供達の哀れさがようやく理解できるようになりましたが。
こういう「ファンタジー」を「純潔教育推進者」はどう受け止めるのかしらね、糾弾してもらいたいもんだなあ。
モノのわかった大人の連ドラとして今回のNHK朝ドラ「芋たこなんきん」はおすすめ。
藤山直美さんが出ると聞いてずっと楽しみにしてた甲斐があった、、、ええわァ、藤山さん、
月曜日のちょっとした総集編で、藤山さんの役作りに関するインタビューを聞いて、
やはり今、日本一の女優はこの人だ!と思った。この役者としてのバランス感覚、謙虚さ、
ああ、上方人なら藤山直美、お父さんにお世話になった方も私以上の世代なら数知れず、だろう。
見るなら、「芋たこなんきん」こちらです。