コトバのフシギ。

ネット上で初めて知った言葉が幾つもある。「ブサヨク」であったり「弱者男性」であったり。
今のところブームなのは「フェミナチ」で、あら、この方が「フェミナチ」ならば、いずれこの「タイトル」も
我がものに!と野望を抱く。もう「フェミナチ」とは尊称ですなあ、大政翼賛会歴史観にまみれているくせに
盟友である「ナチス」を「罵言」に使うとは、誠にアホも極まってて大変よろしい。
「やっぱりー、きらわれるんならー、「ふぇみなち?」くらい、いってもらわないとぉー」なんてね。
頭の悪いやつに好かれるくらいなら罵倒された方がまし。私、自分と「同類」の「馬鹿」は嫌いなんですよ。
さて、ネットで見て、大変驚いた言葉に「宗教右翼」がある。
えー!「右翼」って「宗教」がつきもんじゃないのかー!
私の大雑把な「右翼左翼」判別は「神様を信じる=右翼」「神様は信じない=左翼」で、
右翼って皆、宗教電波がかかってるもんだとばかり思ってた。ぬぬ、では「宗教」ではない「右翼」がいるのか、
うう、わからんぞ、右翼!最近の右翼はなっとらん!と、言って、ある種の人から見れば私は「ブサヨク」なわけで、
でも自分では全く左翼傾向はないと思うんで、ましてや常に根拠のない自信にあふれまくってる中年女の私は
自分の事を毛の先程も「ブサイク」なんて思った事もないんで、「ブサヨク」ねえ、、とにやにやしてしまう。
で、「宗教右翼」な方もそうなんかなーなんて思ってたけど、そうでもないみたい。
右翼は「宗教」と「敬称」がついて喜ばないと本物とは言えませんな、やっぱり「右翼」と「宗教」は
セットじゃなきゃ。で、「なんちゃって左翼、時々極右」の私が「宗教」をどう思うかって言うと
私は何かにつけ「神様」を出してくる人にアレルギーがありますが、
自分がなんにも信じてないと言うわけでもないんで、やはり中道まっしぐらですな、難しいところです。
(えーと、「宗教右翼」と言う言葉を使われる方を批判してるんではないんですが、
なんか変な気がするんですよ、と弁明)
これはネットだけではないけど流行り言葉(?)らしきものに「チョイワル」なんてのがある。
これを使ってるやつを見かける度に「(頭が)激ワル」だろう、って思わずにはいられない。
漠然と昔、本当に悪い連中のぱしりをやらされてた奴がええ年になって「オレもちょっと悪かってね」なんて
誰も聞いてない酒場の鏡に向かっていってるような物悲しさがあって、辛い。なんかもう救いようがないって感じ、
私は地域最低の座を未だ譲ってない中学を出てるんで、本物の極悪非道もんを見てきたし、だから
「昔、悪かった」なんてもんに何の価値も見出せない。いや「昔」じゃなくても「今」でも「チョイ」でも
「悪い」なんてもんに魅力は全く感じません。マー私に感じられなくっても「チョイワル」オヤジ達は
ちっとも構わないんでしょうが、そんなくだらないミエはって若い女の子に鼻毛抜いてもらおうなんて夢見るのは
みっともないんでよしましょうね、女が「昔は私って結構いけてたの」なんて言ってるのと同じくらい哀しいです。
ああ、年をとると男も女もやる事はあんまり変わらんってことか、でも男は「チョイ」なんて
「遠慮」してみせるとこが情けないですなあ、、、そういやこのあいだ友達のお父さんの葬式にいったら
うちの中学で最悪最強といわれた奴にあってちらっと話をした。「オレは昔から真面目な人間だった」
と真顔で言ったので腰を抜かす。確かに悪くても悪い「種類」が違う奴だったけど(だから話す気にもなる)
あんたの前を通っただけで女の子は腹が膨れる、って噂やったで、実際、子供は今6人いる。
奥さんは今まで3人いて、2番目の奥さんはロシア人ダンサーだったそう。
少子化はいかんからな、一つの家庭に二人は子供が必要」なんだそうだ。一人目の奥さんの子供はもう大学生で、
すごく真面目でいい奴だそうで(「オレそっくり」と言う)奥さんに似たんだねえ、なんて言わないが心から思った。
下はまだ3ヶ月。やくざじゃなく今、自営業者、家業の土建屋を継いでいる。
堅気だけどそこはかとないワルっぽさがあっていつまでもかっこよく見える。
でもこういう奴に限って自分が「悪かった」なんて思っていない。
コトバってねー、フシギですよねえ、、