「左翼は気持ちが悪い」とは今回の沖縄の事件の周辺部でもよく使われている言葉だが、
私はこの言葉の方がよほど気持ちが悪い。
沖縄の被害者の少女が本当に「しつけが悪い」なら、「しつけ」を施してもらえなかった「子供」であるという時点で
十分「被害者」ではないのか?まともな「しつけ」を施してもらえなかったとして、その上に悲惨な目にあって、
しかも「自業自得」的に(いちおう)「新聞」紙上でも、ネット上でも叩かれる。
これ、1人の被害者の「子供」にすることか?いつから「成人」って15歳以下に引き下げられたんだ?
「保護」されるべき「子供」が、哀れな思いをさせられたことを「しつけ」の問題で片付けていいのか。
子供は子供だからこそ突飛なことをする、「子供だからこそ」他人を信じてしまった、なんてことは考えられないことではない。
大人であっても「魔が差す」と言うことは十分あることだ。
その状況がどんなであったか、その「子供」以外にはわからない。
「子供を守れ!」と陶酔している人間が「しつけが、、」とか言ってたとしたら、本当にお笑いだ。全く気持ちが悪い。
そのことを指摘したら「左翼は気持ち悪い」と書く人がいるのが気持ち悪い。
これって、結局「南京大虐殺はなかった」とか「従軍慰安婦はいない」なんて言いたがる精神構造そのものだろう。
「私にはなんの落ち度もない」と言いたい、常に「無垢」な自分でありたい、「自己愛」の究極型というか、
「美しい日本」とか、歴史を塗り替えてでも「私は決して間違えない、私は常に正しい」と繰り返す、
いつも無垢なる「被害者」、そのくせ別な「被害者」には必ず「非」があると、南京事件の被害者は「兵士だった」
従軍慰安婦の方々は「お金をたくさんもらっていた」、いやはや、自分の気に入らない「被害者」は「被害者ではない」と。
「左翼」以上にこの自称「中道」が気持ち悪い。
私はここ数年、高くても純日本産のモノを出来るだけ買うようにしている大変な「国粋主義者」であるので、
ネットでうろうろして「国を愛する」なんて言ってる阿呆が、せめて「右翼」と名乗らないのはありがたいことだが。
かつて、給食の内容だとか「食の安全!」とうるさく言ってきた人たちはどちらかと言えば「左翼」よりの人たちだった。
確かに言ってる内容が「あれれ?」と思われるところがあった。
でも今や「食の安全を!」と給食に「中国産のモノは一切使うな」なんて言ってる人間が「左翼粉砕!」と書く。
やってることは一緒なんだけど?何それ、同じ人たち?みたいな。
昔「チェルノブイリ原発の影響がヨーロッパの食品に」と騒いでいたのを今度は「中国」でやってる。
もちろん危ないモノは危ないだろう、でもなんでこうも同じようなことをやってるんだろう。
「気持ちの悪い左翼」?それ、自分自身の姿を見て言ってること?
ああ、やっぱり気持ちが悪い、「右」とか「左」とか「中道」とか、全てがわけがわからなくて気持ち悪い、、、すっきりしたいなあ。