「悪い学校」(?)の話。

私は自分の卒業した中学の事を地域最底辺を未だ譲った事ありません、とよく自慢するが、
どれくらい悪いか、あんまりよくわからない。他の中学を知ってるわけではないので、比べようもないし
単に評判「だけ」が悪い学校だった気もする。まあ確かに明るい元気な学園生活、なんてモノではなかったし
(と言うか、この世の中にそんなものは本当に存在するのか?)嫌な思いも多々あったが
それが「フツー」と思っていれば、どうという事もない。大体中学生ぐらいってまだ皆「人間」ではなく
「人間もどき」で、学校は問答無用なジャングルみたいでそこで野生化して動物に成り果てるか、
或いはなんとかサバイバルして人間になれるか、私が果たして「人間」になれたかどうか、
人がどう見るかわからないけれど私はちゃんとジャングルにいた時期も人間やっていたと思っている。
妙なやつに影響されておかしな事をやる連中も沢山いたがそんな奴ばかりじゃない。
間違った事が当然のようにまかり通るところでおかしな事をおかしいと思う人間もいるんだから、
例えばものすごく正しい世界で正しい事だけ見る人間が正しい事をするよりも遥かに価値があると今でも思う。
私が中学生時代、もっとも嫌だった事は「○中の女の子はすぐヤラせてくれる」とか「○中の女の子に処女はいない」
「○中の女の子にはなにやっても構わない」なんて、勝手な妄想が流される事で、
おかしな連中が下校時間に車でうろうろして今でも時々、女の子が車に引きずりこまれそうになる事がある。
大人しそうな全然真面目な女の子を「数人」がかりで狙っているところがまた嫌らしい。
結局そういう「噂」が「噂」に過ぎない事を連中はよく知っているのだ、
いかにも処女っぽい抵抗できそうにないような子を狙っといて「○中の子だしなー」って、
こういう連中は文句なしに撲殺して頂きたいと私は思っている。こんな鬼畜以下の連中に
無力だったまともな女の子がどのような傷を心と身体に負わされるのか考えて頂きたい。
私はこのいい加減な「思い込み」の中に自分の愚劣を潜ませる人間の匂いをネット上で
「反中」の「嫌韓」のやる連中から感じる。連中は間違いなく「悪人」だ。
昔、ほとんど学校の真ん前に家のある私でさえ、何度か車につけられた。本当に怖かった。
昨日私が書いた最強最悪と言われた同級生は、女の子にも無理強いするような奴ではなく、
なんでか優しかったんでものすごくもてた。女にせよ男にせよ、「来るもの拒まず、去るもの追わず」で、
いじめもしなかったし、ただ喧嘩は強かった。中学の頃はあれてたけど高校に入ってからは静かになった、
とこれは別の子から大昔に聞いた。彼は「○中三兄弟」と呼ばれる地元の土建屋の息子のまん中で、
噂ではそれぞれ母親が違うとの事だった。3人共がそれぞれ学校をシメていた、が、兄弟の中でも
最強と呼ばれた私の同級生は仲間を募るわけでもなく、何となくおかしな連中が取り巻いていったので
よけいに怖く見えたのかもしれない。まともな友達(くわえ煙草で塾に来てたけど今は学校の先生)もわりといたし、
私も何度か話をした事もあったので20年以上ぶりにあったのに覚えていた。なんかしたら怖そうだけど
なんにもなければ別になんともない人だ、昔から変わらない。友達のお父さんと仕事でつきあいがあったんで
ちゃんと葬式に来ていた。悪いやつとは今でも思ってない。(いい奴とも思わんが)
私が中学生だった頃は皆それほど私立を意識する事もなかったので(いるにはいたが、別格だった)
成績のいい子も沢山いた。優等生だけど嫌なやつもいたし、あの不安定な時期、色んな人間もどきにもまれてきた事が
ずっと今でも役に立ってる気がするので私は中学までは地元でいいと思っている。
罪のない女の子に「悪い中学の子」って汚名を勝手にきせて、無茶苦茶をする連中が文句なしに「悪い」って事は
よく知ってるが、国が作った地元の人間が通う「学校」が「悪い」ってそれは一体「何」が「悪い」んだろうなあ、
実は今でもよくわからない。