時事、雑、雑。

今晩、深夜にNHKスペシャル硫黄島 玉砕戦」の再放送がある。なんであんなにいい番組を
こんなに深夜にやるんだろう、もっとゴールデンタイムにバーンと流したっていいのに、
中川、安倍の陰謀に違いない。(なんちゃって)我が家では保存版として残す予定。
地獄の戦線を生き延びた方々の声をもっと聞きましょう。ところで私がこの番組をみてふと思ったのは、
最近「食育」とか言われることで、まるでいいものを食べさせればいい子が育つ、みたいな、まあ正しいとは思うが、
じゃあ、やむを得ないでおかしなもの食べてる人間が歪んでるかって言うと絶対そンなことはないってわけで、
グルメな人が性格がいいかって言うと全然そんなことないんで、
そういうことを「食育」って押し付けがましいこと言う輩には考えて欲しい、と思った。
言葉にするのも無惨なものを口にしながら生き延びたい、ではなく、ただこの先どうなるか
「見たい」、ってだけを思いながら塹壕で潜んでいた方々がその悲惨な体験を糧にどれくらい素晴らしいことが
言えているか、なんか安易に「朝御飯食べさせたら頭がよくなる」みたいなキャンペーンする前に
考えて欲しいとちらっと思った。番組には何のかかわりのない感想なんだけど。
今朝の朝日新聞には「中国農業に打撃?」と銘打って日本の残留農薬新基準の事が載ってたけど
あら、アメリカの狂牛病問題はどうでもいいのに中国向けにはこういうことするのね、って、
でも実は私も中国の輸入野菜はずっと昔に「まずい」と書いたことがあるんでちょっと反省をしてみる。
最近私は「ウーウエン」さんと言う北京生まれの料理研究家の本に凝っていて、この方はわりと話題になってたんで
1冊借りてきて読んでみてレシピをためしている時ふと、中国野菜はまずいんじゃなくて中国と日本とでは
料理法が違うからじゃないかと思いあたった。丁度、長粒米を日本式に焚いてみて「まずい」とか言うのと
同じではないかと、それから日本と中国の「土」の種類が違うところから同じ野菜でも
味が変わってしまうんじゃないか、私は中国野菜の味のなさ、が気になってたんだけど、
要は香りがあまりない、つまりアクがあんまりないってところが、口にあわないって事じゃないかと思っている。
昔高知にいた頃、高知では「徳谷」とか「あぞの(薊野)」とかの有名な美味しいトマトの産地があって、
同じトマトを作ってもそこの「土」のせいで味が全然違うんだそうだ。あぞのは大変痩せた土地で、
その痩せた土地でしっかり育つからトマトは独特の甘味が出るらしい。
同じことが京野菜にも言えて京都のどちらかというと痩せた土壌で育つ野菜はややほろ苦くなる、
その風味がいい、と、でもよく考えたら痩せた土地、とかいいながら「水」は豊かなんだよな、
(あぞのはどうだったかな?)ウーウエンさんによると北京は生水が飲めない土地らしい。
なんにせよ、中国野菜には中国の料理法が向いてるからウーウエンさんのレシピでためせば
それほどまずくないんではないかと自分の勉強不足をここで告白。ウーウエンさんのレシピは面白いです、
口に「あう」、「あわない」、はあるとは思いますが。
昨日の朝日新聞には南京大虐殺名誉毀損の話も載っていた。「内政干渉」かー、便利な言葉だよなあ、
何でも言いたい放題か、と私は日本側の人間に対して腹が立つ。恥は国内でだけにして欲しいもんだ、
私に言えたことじゃないが。
安倍氏がもう総理大臣になるのは決まってるらしいから選挙なんか止めたら?って思う。
教育基本法改正、憲法9条改正、ってやるんだろうな、私の希望もこめて安倍「総理大臣」の任期は
そう長くないんじゃないか、法案を通すだけ通して参院選自民党惨敗じゃないかと、思っている、
問題はその後だ。その後に来る人が私には恐ろしい。どうなることやら、、
ところで小泉君の靖国参拝プレスリーの家訪問はあんまり彼の中でレベルが変わらないんじゃないかと
慧眼を示した方のところを読んで、ついでに言うと米国議会での演説とプレスリー邸訪問も小泉君にとっては
レベルが一緒だったのかもしれないね。というか、米国議会で演説させてもらえてれば
小泉君は8月15日参拝をしなかったんじゃないかな、今の日本のぶざまなナショナリズム
どう海外でとらえられているかわかる「なンちゃって右翼」たちはいるのかしらね。
もっとも、日本のおかしな連中を笑える他国人はいないって事も知ってるけど、日本人だって、
「人権」なんて大きな顔して中国には言えないんだよ。
大手らしい産科医院が摘発されたニュースを見て、助産士不足、というか、助産士の資格取得が
どれくらい看護士の中で「エリートコース」であるか知ってる人が少なすぎるんじゃないかな。
責めるだけは簡単にできる。あの産婦人科を擁護するつもりはないけれど。
「無知」はやっぱり罪だ。自分を振り返ってもそう思う。