つじつまがあわない話し。

昨日「男のみかけのいいのが嫌いだ」的な事を吐き出してちょっとすっとしたんだけど、
ふと、あ、これって差別?と思ってしまった。私は女の子が「綺麗、綺麗」するのには全く抵抗がない。
自分はしないが「よっ、お勤めゴクローさん」という気で楽しく眺められる、
また実際、綺麗な女の子は大好きだしね。でも、と言う事は、私は女に女と言う「役割」を押し付けているのか?
「女の子は綺麗にしててもいいけど、男はダメ」って、うーん、このような差別主義者であったか、自分!
トホホ、色々考えるのは何かと辛いわ、、
光市の母子殺人事件の最高裁が差戻しになった。まだ若いあの旦那さんの心が少しでも慰められたらと思う。
気の毒に、子供は生きていたら小学生だ。お子さんがいれば少しは救いもあったろうに子供にまで手をかけるとは
あまりに惨い事件だった。当時、とある宿舎住いをしていて犯人逮捕ニュースを見て奥さん仲間と
「私達美人妻は気をつけなくっちゃ」と、冗談めかして笑った事がある。なんと不謹慎な、と思われるだろうが
実際どこに勤めてるかすぐわかる宿舎住まいをしていると本当にいろんな事がある。
おかしな嫌がらせで怖い思いもする事もあった。宿舎だと普通に業者の人が入ったりするので作業着を着た姿で
現れればなんの抵抗もなく家に上がらせる、それを考えるとあらかじめ調べて、作業着姿で、というこの犯人の
巧妙な姑息さに同情の余地はない。なんとも私は中途半端な人間なので死刑反対とは言えないのだ。
命は確かに平等だし、犯人が死刑になっても被害者達は生き返らない、法律は被害者の家族の復讐を
代行するためにあるのじゃないと、わかっていてもやはり、子供に手をかける人間は許しがたいと思う。
奥さんだけならまだしも泣いている子供までも執拗に死へと追いやったそんな人間に生きていく価値はあるのか、
もちろん強姦殺人だって死刑に値すると心から思う、でもそれ以上に子供を殺す事で、殺された被害者の希望を
無惨に奪っていった、また被害者の旦那さんの将来を踏みにじった。あの有名になり過ぎた旦那さんは
これから自分の子共を残す事ができるだろうか、また、もちろん被害者になった奥さんのたった一人の子供は
永久に失われた、もう2度と二人の子供は生まれない。
その他者の全ての生の連鎖の可能性を奪った人間に生きていく権利は認められるか、私は大いに疑問に思う。
もちろん人生は子供を残すだけじゃないと思う。でもそれを望んで結婚する人だっている。
その権利を奪う事なんか誰にもできないはずだ。子供に手をかけるというのはもし自分が人間でありたいなら
決してやってはいけない事の一つであると私は思う。アー、とは言うものの、私は中絶賛成論者でもある。
特に性犯罪にあった女性の中絶権は万国で認められるべきだと思う。お腹の子供の人権?そんなモノ、ないです。
文句はその子のとーちゃんに言いなっ!ってもし子供の人権云々言うやつがいたら言うね、
強姦は人の心を殺すんだよ、そしてその人の将来も下手したら奪うんだよ、セックスを楽しむ権利を
他人から奪うなんて、人を殺すも同然だ、死んでしまった人からは子供はもう生まれません、
そう、強姦による妊娠の中絶は権利ではなく、自然の掟です。
がたがた言うやつは光市の殺人犯と同じ罪の重さを自分に感じて下さい。
私も自分の矛盾の大きさに四苦八苦しています。
光市の被害者の家族の方々の心を思うと哀しい。
怒りと多分憎しみだけが生きていく支えだった旦那様の将来が少しは明るいものになってほしい。