最近の読書。

西原理恵子さんの最新刊「毎日かあさん」(背油編)を読んで、涙する。ううッ、せつない、
このせつなさはどこから来るのか、谷川俊太郎の詩のイラストレーションややなせたかしさんとの対談、
つくりは豪華で充分納得の出来なんだけど私には何故か西原さんが悲鳴をあげているように思える、
これまでの事を振り返り、今もってるものを数え上げなければ正気が保てない、
そんなギリギリのところにいるようで、仕事を休んでるのは半分は心がお疲れのせいなのか、
実のお父さんの事や育てのお父さんの事や元旦那さんの事に、押しつぶされそうなのか、
いつもながら面白いんだけど何故か哀しくなった。西原さんが楽になるなら日和ってもいいんだよ、
唐沢兄弟は兄がアホたれになったとたん弟もぱっとしなくて
弟の「犬ガンダム」はちっとも面白くなかったし(ど真ん中世代なのにガンダムをほとんど知らんせいもあるが)
唐沢兄はオタキングなんかとつるむからアホたれになったのか、それともフジサンケイグループ
骨抜きにされたのか、このあいだ「創」ってのをパラッと読んでがく然とした、
お前もサブカルジャンルだろうが、何終わったような事いってるんだよ、「御卒業」かよ、って
さしてサブカルが好きでもない私なのに思ってしまった。唐沢兄はがっかりだなあ、
元からあんな人だったのか、もっと面白い人だと思ってたんだけど。
ってわけで今さら西原さんが少々スランプだろうが全然オッケーよ!それより中村うさぎ先生の御本、
うちのダーリンはうさぎ先生の「ショッピングの女王」シリーズが文庫化されたら必ず買ってくる。
「最後の聖戦」をダーリンがすごいから読んで、といわれて、前の巻から読んでないのに気がついて
書庫から探して読んだ。(今、書庫は何がどこにあってどれを読んだんかもわからんようになってる)
すごい、うさぎ先生すごすぎる、どこへ行くつもりだ、どこまでも行くつもりだ、突き抜けている!
ホスト遊びに本格的美容整形、いやー、ついていけんけど、頑張れ、見守るよ、と、私は女だからすごいと思うが
ダーリンはなんですごいと思うんだ、と聞くと「この人は真剣に哲学している」へえー、そうなの?
ダーリンは男として変わってるんじゃないかね。私はダーリンと結婚してからの方が子供時代より
漫画をよく読むようになった、で、「百鬼夜行抄」も読んだ、まあ、まあ。「デスノート」ああ、もうわからん。
それから「ジェンダーフリートラブル」と上野千鶴子さん「ナショナリズムジェンダー」読了。
「差異の政治学」を読んで、今度は「生き延びるための思想」これはブログのレビューでみて面白そうと
思って借りた。「ジェンダーフリートラブル」は読んでよかったと思った、
ネットでジェンダーフリーバッシングやってる連中に読ませたい、字がちゃんと読めるんだったらね、
ああいう阿呆がバッシングするからちゃんとした知識を入れとこうと思うンで連中もちょっとは役に立ってるな。
しばらく読書感想文を書きます。