自分の読書傾向と言えば。

他人に読書感想文をすすめてみたものの翻って自分的にはどうよ?の私。
本はもちろん虫のように沢山読んでおりますが滞っておりますね、はい。
なんせ歴史系では振り上げたこぶしのおろしどころに困り、心は殆ど「立原道造
(あ、この字でよかったッけ、実家に行って本とってこなきゃ)、
アダムダルグリッシュ様に絶望し、ミステリ系からは距離をおいている。
P.D.ジェイムス、何年も引っ張といておちがコレかよ、あなたを追い掛けて一体どのくらいの時間と金と労力を
費やしたと思ってるんだ、あなたのほんの一言くらいの雑文求めてちょっぴり古本業界にも手を染めてしまったよ、恐かったよ。
まあ、チャーリーマフィンにしろダルグリッシュ様にしろ英国は時を超えて活躍するヒーローが好きなんだよな、
007みたいに、名前なんてコードなわけだ。チャーリーマフィンなんて新作ではいくつになってるんだ?
どんどん若返ってるじゃないか、ダルグリッシュ様もデビュー作では戦後まもなく呼び出しの電話かけてたくせに
最新作ではコンピューター駆使して携帯電話も使ってるぜ。
歴史系には秋頃から復帰していずれホームページでも作る予定。
ミステリもちゃんと去年の「このミス」のベストを買ってある。ふふふ、楽しみ。
で、最近は昔懐かし金井美恵子を読んだり、伊藤比呂美を読んだり、インテリアの洋書モノをあたったり、
夏はやはり、気軽に読めるもんがいいな。
マンガはダーリンが買ってくるままに「ハガレン」「百鬼夜行抄」「風雲児たち」あと、そうそう三宅乱丈
「秘密の新選組」が面白かった。この人は何読んでも面白い人だなあ、
あと西原さんの「プルート」トリビュートもの(?)を雑誌で読んだ。西原さんはお休みしてるそう、鴨ちゃんが悪いのか、
それとも3人目?すごい人だよなあ。私は高知にいたとき西原さんの講演会に行った事があるが
綺麗でかつ迫力のある人だった。背は小さいけどね。
最近読んで面白かったのは伊藤比呂美の「またたび」。何故か料理本コーナーにおいてあったぞ、あの図書館の分類方法はいかに。
伊藤さんもすごい人だ、ポーランドへほとんど駆け落ち状態で追い掛けていって子供を二人産み、
「よいおっぱい、悪いおっぱい」をはじめとする育児エッセイの草分けになった時の相手ととっくに別れ、
今は戦争の記憶のある英国系のユダヤ人とアメリカ西海岸で暮らしてる。「トメ」という3人目も産んでる。
確か結婚3回目じゃなかったか?普通結婚なんて一回すればもうこりそうに思うがさすがに詩人はやる事が違う、
やはり創作の基本は愛ですな。この人の「セキララ」な「ミモフタモナイ」言葉の使いようが好きで、
また詩人としても結構好きだ。最近思い浮かぶ言葉の断片が昔読んだ詩であったりするというのは年をとってきてる証拠か。
頭にうかぶイメージの「寄り掛かる椅子」そして「自分の感受性ぐらい自分で守れ」(だったか?)。
自分も結構紋きりだよな、と反省、反省。あと色々あるけど、この辺りで。