ウーマンリブの国の成れの果て?

実家の両親が子供達に英語を学ばせようと朝日の復刻版「ブロンディ」や「ピーナッツブックス」を
買ってた事がある。マンガなんで喜んで読んだが結局私が覚えたのは
アメリカ人の亭主というのは夫婦喧嘩すると豆を喰うものらしい」で、
後に子供達は3人ともとりあえず流暢っぽく英語を操るようになったが別に幼少期の対訳マンガが
役にたったなんて事は決してない。(昔っから親のする事は的外れが多い)
今、「ジェンダー」や「フェミニズム」に関する本を読みあさってるとこで
そういや「ウーマンリブ」なんて言葉も「ブロンディ」で知ったな、と思いだした。
当時オチがわからなかったのでよく覚えてるエピソードは専業主婦である「ブロンディ」が
子供二人の面倒を見、学校にやり、だんなの「ダグウッド」をまるで「大和撫子」顔負けに世話を焼いて
送りだし、次に「大変、主婦を家事から救い出す、のウーマンリブの会に遅れちゃうわ」と慌てて
出ていくシーンで終わる、ってのだ。結局、「ウーマンリブ」に参加してる女性というのは
こんなもんですよ、っていう皮肉だったんだろう。
そのマンガネタにも使われた「ウーマンリブ発祥の地、アメリカ」の1州で
信じられなく厳しい「中絶禁止法」が施行されるとは、、、
たとえレイプや近親相姦でできた子供であっても中絶禁止、手術を行った医師は禁固5年だなんて、
アメリカ人は正気なのか?レイプでできた子供の面倒は誰がみるというんだろう、
桐島洋子が「淋しいアメリカ人」という本でアメリカには子供を産み捨てにするシステムが整ってると
書いてあったがあれは今でもポピュラーに機能してるのか?それにしてもお産で確実に一定割合の人は
死ぬからな、(ま、中絶手術でもそうだが)いやはや、「靴下より丈夫」なアメリカ人女性の権利って
やつは一体どうなった事か。今上野千鶴子さんの「ナショナリズムジェンダー」を読んでいて
ユーゴスラビアのレイプキャンプについて詳細を初めて知って衝撃を受けてたとこだったが
アメリカは国内で同じような事をやるってことになるんじゃないのか?
ならイラク駐留のアメリカ軍はそういう事、収容所で平気でやってるに違いない、
「世界のみんなをアメリカ人にする」ってか?そんなにアメリカ人を無意味に増やしてどうするんだ?
増やしたけりゃ南米からの移民に門戸をもっと広げればいい、死んでいくニューオーリンズの人たちを
どうして助けてやらなかった、と、まあ、法律が認可されたのは1州なんだけど次々法案を通したい州が
あるらしい(ニュースでは5つ言ってた)から、今にアメリカ全州に広がるかもね、
きっとかつての禁酒法みたいなもんになるんだろうなあ、、、やれやれ。
「ブロークバックマウンテン」が結局、アカデミー作品賞じゃなかった事も
「ホモ行為」みたいな無駄な事やってないでレイプでもいいからとにかくアメリカ人を製造せよってこと?
戦時中だから「産めよ、育てよ、地にみてよ」ってやつか。
うう、勘弁してくれー、産まない権利さんせーい!!
私は個人的趣味で子供を二人産んでて非常に満足しているがそれを他人に押し付けようとは思わない。
セックスの趣味の延長だよ、子作りは。そんなもんに口出すって、あんた、って思うがねえ、、
「ブロンディ」ってマンガは確か「古きよき日のアメリカ」で戦後まもない日本で連載されて
憧れの生活の対象だったらしいが中絶禁止も日本はまねするようになるんだろうか、、
道州制ってのはアメリカの属州になる準備か?
アメリカのフェミニズムは今どうなってるんだとちょっと考えてしまった、、
もうちょっとお勉強ですな。