「専業主婦」は絶滅するのか?なんてね。

久々に「絶滅種」「専業主婦」の検索で人がきていて考える。
「専業主婦」って言うのは今やニ−トやフリーターと同じく社会悪と見なされて
撲滅すべき哺乳類であると、でもグリーンピースの保護はあおげそうに無いなと思っているんだが、
それにしても金を稼がない存在はそれほど憎いのか?とネットの虚空に向かって聞きたくなる。
それなら子供なんか無駄な存在だし年寄りだって何かしないと全くけしからん生物ってわけで、
子供はいずれ稼ぐから構わないのかな?年寄りも早晩死ぬように出来てるし、って
「金だけが全てじゃ無い」な−ンていってホリエモンを悪の権化に仕立て上げようとする癖に
金を稼がない専業主婦を「存在理由無し!」って事でかたずけようとする矛盾はどう説明つけるのかね、
全く筋が通らない話だぜ、といってもこれだけボコボコに憎まれるとかえって開き直って
いついつまでも専業主婦してやるぜって私なんかは思うようになるんだな。
それにしても専業主婦が憎い層って言うのはよほどごく一握りの恵まれた専業主婦しか
ターゲットにして無いらしくそんな恵まれた環境にいたら働きにいく方がかえって世の中の迷惑だぜって
言いたくなるくらいお金持ちの主婦達を代表格にしていらっしゃる。それはつまり批判層もまた
そういう専業主婦を目の当たりにする社会階級にいるので言わば同族嫌悪か?って思ってしまう。
私の知りうる限り目の敵にされるほど恵まれた専業主婦ってあんまりいないんだけどな。
例えば開業医の奥様と言うのは大抵その「ナントカ会」の役員になっていて監査の時だけは
病院にいらっしゃるがあとは大体家にいらっしゃる。またその方が病院のスタッフ達には
有り難いことであって税法に関する以外は全て円満、って私は思うしやってることは
大変恵まれた専業主婦以外何者でも無いが法律上は「専業主婦」では無い。
これは自営業ならどこでもやってることだからベンツに乗って保育園に迎えに来る癖に保育料は只同然、
みたいなことも起こりうるわけで自転車にのってお迎えに来る公務員の家庭が保育料5万円で
母親の給料半分近く保育園費にとられてるようなもんでそれならいっそ家にいて幼稚園通わせて
子育てにじっくり時間かけた方がましだろう、って考えるのも当たり前じゃ無いか、
そういう考えを「間違ってる!」と決めつけられてもなんと反論していいのやら。
数時間パートに出るのは簡単だけど家の状態を今のままでキープできないだろう私のいたらなさを
責められればしかたないのかな?では御職業を持っている女性は全くスーパーウーマンなのか
子供の送り迎えから勉強の面倒を見て完璧な食事を少なくとも一日2度は作って食べさせて
掃除も洗濯も完璧!って、そんな家庭があったら見せてもらいたい。どこかで何かを犠牲にしながら
生活だの家庭だのはまわっていくので私の場合はできる限り家庭生活が自分の理想に近いものに
するために働く時間を削ってるわけでそれを他人にとやかく言われたくないのが本音だ。
私はハウスキーパーとしては高給とれますぜ、って実は思っている。
いつよそのご家庭に雇われても損はさせません、転職するならメリーメイドかメアリーポピンズかって
ことでその種の産業が結構繁昌してるらしいのを見るとやはり専業主婦もそうそうなくならないな
っていう気がしないでも無い。「ニート」ってのも昔は「高等遊民」なんて言葉もあったんだから
それほど新しくも無ければ抹殺されてしまう心配も無い職種だと思うなあ。
女の子は「家事手伝い」なんて言葉もあったことだし。
殲滅される最後の種なら堂々と今後も専業主婦やっていこうっと。