「民主党の子ども手当がもたらすプラスとマイナス」 を読んだ。

専業主婦の実態について、初めてまともなことを書いたものを読んだのでブクマする。
「専業主婦世帯は贅沢だ!」って、「贅沢」に見える「専業主婦」は実は「専業主婦」ではないのを知っている人は知っているはず。
>大金持ちの奥さんが専業主婦をやっているという例はほとんどない。
なぜなら、大金持ちは自分の会社を持っていて、妻を会社の役員にしているケースが大半だからだ。会社役員だから、税制上は専業主婦ではない。
実際、わたしは大金持ちを何人も知っているが、少なくとも奥さんが税制上で専業主婦をやっているという話は聞いたことがない。
つまり、もとから配偶者控除など受けてはいないのだから、配偶者控除をなくしても痛くもかゆくもないのだ。(引用おわり)
そうそう、その奥様たちがやっていることは「夢のような専業主婦」そのものだったりする、でも、何かあれば「私は働く女、、」とも出来るのね。
たまに(監査が来るときなど)ご主人の会社に顔を出して、しなくてもいいようなことを社員に言いつけて、社員に迷惑がられたり、
もちろん、ちゃんと本当に仕事をしている人もいるのだけれど、ある種の職の「配偶者」だけを優遇するのは間違ってると思うなあ。
例えば、政治家の奥様とか。まあ、「政治家の奥様をする」ことが大変な「仕事」であるのはわかっているけどね。
それからブクマで指摘されているように、「転勤族の家族」というのがある、私の世帯はこれに当たる、
私が仕事を辞めずに別居夫婦をしていたら今、子供なんていない、どちらかが「一人」で、仕事も子育ても、なんて絶対に「無理」!
「子どもは両親で育てましょう」みたいなことをしょっちゅう、政府は掲げるのに、現実にそれが出来る恵まれた世帯ってどれくらいいると思うんだろう。
定職について、共働きで、でも、保育所がない、何かあったとき(子どもが突然発熱した)、預ける先がない、
「あなたが(お迎えに)行ってよ」「どうしても抜け出せない」で「発熱しました!」の連絡があった共働き夫婦の喧嘩のネタになるのを私は知っている。
この世の中、まだまだ男性側の収入が多い世帯が多い、そうなれば「稼いでいる方がえらい!」で
渋々、妻側が「またですか?」の視線を突き刺さるように感じながら仕事をぬけてお迎えに行かざるをえない、
これじゃ、ますます、妻側の昇給なんて望めない、
仕事が「出来る」、「出来ない」より、どれほど「長く」職場にいるか、が「評価」になる仕事の方が、未だに多いものね、
特別な職についているのでもなければ。
転勤族をやめてもらったところで、私のように仕事をしていない10数年のブランクは大きいし、そもそも、一度職を離れた人間に世間は厳しい。
(しかも、「女」で「中年」だ)
もう現在、42歳の私より下の世代で心の底から「専業主婦したい」なんて思っている人はほとんどいないと思うなあ、
よく、高学歴女性の専業主婦志向、なんて揚げられるけれど、これは彼女たちがいかに自分たちに科せられる負担が多いかを知っているせい、
「仕事も、家庭も、育児も完璧であれ!」のプレッシャーに悲鳴を上げているだけだと思う、
高学歴女性であればあるほど、周囲の期待は大きいでしょ。
民主党が「専業主婦叩き」をすることで人気稼ぎを狙っているのはよくわかるし、所詮、こんな政党だとしか期待もしていない。
こうした控除を減らすことで、保育園を充実させ、本当に子どもの教育に全くお金がかからないようにしてくれるのならいいけれど、
実際は「なに」に使われるのやら、自民党に劣らず、きな臭いことを言ってる民主党の人もいるしね。
結びの
民主党の考える「専業主婦世帯金持ち論」というのは、わたしは考え直したほうがいいと思う。そんな人はごく少数派なのである。(引用)
喝采
この森本卓郎さんを私はよく知らないけれど、確か「年収300万円で、、」云々の本を書いて「年収300万円ではなくなった」の人じゃなかったかな。
現実をはっきり言う人は少ない、めずらしい人だと覚えておこう。
ちなみに、現在42歳の勤務医の従兄弟が今「婚活」をしているが、道はかなり険しいようだ、
「40代で初婚?」などと妙に勘ぐられるせいもあるが、
私は彼と結婚すれば仕事を辞めなければ、まともな結婚生活が送れないことを相手がしっているためだと思う。
また、遠方に転勤する公務員と結婚した、同じく勤務医の従妹は今年、配偶者の転勤先について行くために大学病院を辞めた。
「子連れで一人で大学勤務はもう無理」と、彼女のキャリアはしばらく中断される予定、特別な職に就いているものの現実もこんなものだ。