朝から不機嫌。

今日の朝日新聞の書評欄には野口武彦先生が書いていらっしゃらなかったので
がっかりした上に下の広告欄に中岡慎太郎坂本竜馬を足して2で割った
馬鹿そのものの名前の作家が書いた本がのっていたのでむかつく。
もしこの阿呆丸出しの名前が本名だったらそういう名前をつけるセンスの親に
育てられた人間の書くものに信用性は全くないと判断するな。
愛読書は司馬遼太郎ってクチだろう、朝日新聞とること自体に疑問を感じてきた。
さっき忙しくて読めなかった昨日の新聞を読んでると
読者の「声」の欄のトップに(うちは関西バージョンと思うので東は知らんが)
「総理参拝に感謝の気持ち」なんて金沢のアナウンサーという御仁の書いたもんが
のっていてまあ素敵、「心ならずも」ではなく「気概を持って」戦場におもむいた
お父様をお持ちだそうです。沖縄「攻防」戦で「戦死」して沖縄の「壕」深くに
眠っているそうですがおや、「戦った」んなら
何故「壕」なんかでお亡くなりになってるんでしょうかね、不思議です。
「壕」で「誰」と、「何」と戦ったんでしょうか、
わたくし、「壕」というのは人が逃げ込む場所だとばかり思っておりました。
ごめんなさい、勉強不足で。私の祖父はニューギニアの戦地で爆殺されておりますので
その骨は「壕」深くではなく「野ざらし」です。
沖縄ではアメリカ兵より日本兵をより憎む人が多いと聞いたことがあります。
何故なら日本兵によって沖縄の大量の「民間」の人たちが「殺された」そうですが
そのようなお話は遠い金沢では聞いたことがないのでしょうね、
沖縄はなんといっても日本本土でしたしね、アメリカが上陸するまでは現地の人に
威張り散らすだけがお仕事じゃなかったんでしょうかと考える私は
祖父もまた「靖国」の「英霊」となってるにも関わらずどうも私の祖父は
「心ならずも」戦地におもむいたようなのでこのおめでたいお方のお父上なんかとは
さぞかし気があわないことでしょう。
「気概」を持って行くんなら中国、ニューギニアじゃないですかね、激戦地ですよ、
もちろん沖縄も激戦地でしたがそれはもう戦争末期でしたしねえ、
これも聞いた話ですが地方の素封家の息子なんかは楽な内地勤務が多かったそうですので
沖縄もアメリカ軍が来るまではそういう「楽」な「内地」だったんじゃないか、
とこの69才にしてまだ「アナウンサー」でいらっしゃる方の「声」を
わたしは「聞く」わけです。
「私の父は古里と妻子を守るため」に「沖縄」にいったそうなので
沖縄の現地の人は守れなくてもよかったんですなあ、
そういう人が「靖国」には沢山いるんでしょうなあ、
さぞかし東条英機とは仲良しこよしでしょう。
ああ、こんな馬鹿を温存したアメリカの統治政策は明らかに失敗でしたな、
それにしても最近の朝日はもうダメだ、ホリエモンに買ってもらった方がいいんじゃないか
としみじみ思う今日この頃。
昨日金井美恵子さんの「蘇る金狼」なべに夜中爆笑したのが最後の無邪気な笑いだったような。
アメリカはなんで金沢に原爆を落とさなかったんだろうなあ、
この「アナウンサー」の御仁が原爆の被害を受けていても同じことを
「声」の欄に投書出来てたらま、「御立派!」と認めたって構わないんですが。