教育は難しい。

教育費が地方に財源を移譲のどうのと朝日新聞が一面トップで伝えているがこの事がいいのか悪いのか
なんとも判断しにくい。これでは貧乏県ではまともに義務教育もうけられない事にならないのか?
と言って、今の状態でもとてもまともじゃないんだけど。先日中学生の子供の勉強ぶりを久々に見てやると
「勉強」ってものをどうやってするのか全くわかってない事に気がついた。
ノートを作る、ノートをとる、なんて事は公立の学校では殆どしないらしい。
副読本みたいなワークに書き込みを入れる程度で「ノート」と称している。これで学年トップなんだよ、うちの娘、
今ひょっとしたら学校で一番賢いかもしれない、なんていわれてるのってどうよ?これっぽちの事しかしないで
点がとれるテスト、うう、ここって養護学校だったか、なんて今までのテスト問題見て思う。
これ教師に馬鹿にされてるような問題じゃないか、
こんなんで「申し分なくよくおできになられます」と言われてもなあ。
近くに私立校があるせいでちょっと気のきいた家の子は殆どそこへ行くってくらいは聞いてたけど。
子供にはZ会をさせていてこのあいだの一斉テストではちょうどまん中の成績だったのでああ、普通の子だな、
と思ってるのに、普通の子供が物凄く賢く見える公立校の今の指導要領、これが狙いだったのか?
高い税金払ってるんだ、もうちょっとまともに教えてやってくれよ、
せめて勉強の仕方、手ほどきくらいは教えてくれてもいいと思う、増税するんだったらまず子供の教育を
まともにしてほしい、中学生の時点でノートをとるってどういう事なのか?なんて言う子供を
放っておかないでほしい。成績以前の問題だ、これじゃあ。
と、あまり財源移譲に関係のない事を書いてみたが地方の場合、
学校の先生というのはまるで世襲制のごとく代々引き継がれる傾向にあり結構採用試験はコネが物言う世界なんて
噂などもあってこれで財源に国家が介入しなくなるとどうなるもんなのかねえ、自分は公立の先生やりながら
子供は私立へって先生も結構いるしなあ、それが悪いとは言わないが教育の世界はどうにも生臭くてやりきれない。
かといって私立行かせてる人も不満たらたらだからなにをどうやっていいもんやら、
この先日本はどうなる事やら。ま、子供達は全く気にせず学校に楽しく通ってるので幸せなんだろう。
中学生の娘のある日の時間割り、「芸術、芸術、家庭科、保体、総合、総合」って、これ特別授業じゃなくて
1週間に一回はある時間割りだから、「あんた、主要5教科って知ってるか?」と思わず娘に言ったら
「ママ、これは私達がした事じゃないよ、私に文句言わないでくれる」と返された。なるほど、ごもっとも、
失礼致しましたです。この程度には賢く育ってくれてるわけだから文句はいえんな。ちなみに「総合」ってのは
車椅子の押し方習ったりするそうです。役にたたんでもないか。学校の事は何聞いてもトホホ。とは言うものの
そんなゆるい学校の枠さえ飛び出す下の娘、将来大物になるのかしら。
なんで明らかに家庭が壊れてるダメダメ子供達(しかも皆男)にあんた混じってるんだよっ!
「お姉ちゃんは優等生なのにねえ」ってこのあいだ他人からもいわれたよっ!でも少しも気にしてない下の娘、
上の娘よりお友達も多い。先生ウケはまちまちだが。今の担任の先生とは明らかに相性が悪く、
先生の方は全く大人気なくその事を子供に隠そうともしていないのに子供はそのことにちっとも気づいていない。
先生を嫌いにさえ思っていない。どうやら「どうでもいい人」の箱に担任を入れてしまってるらしい。
「どうでもいい人」が自分をどう思うが構わない、ってなかなかすごい。
いやはや、どうしてこんな子に育ったかねえ、同じ親を持って同じ家庭に育ってるのに不思議だねえ。
それを思うと「学校教育」ってのは本当に大変か、なんにしても金の問題がどういう方向へ行くのかは気になる。