唐沢俊一流「マンガ嫌韓流」を読んだ。

ついこのあいだまで金井美恵子の「「競争相手は馬鹿ばかり」の世界にようこそ」を読んでいて金井氏が大月隆寛
ボロカスに罵ってたのでやはり金井氏の本は手許に置くようにしようか(図書館で借りてる)と考え、そういや
嫌韓流」の感想文書いてないや、と思い出し、書くかな、でもめんどくさいなあ、と迷ってたら昨日朝日新聞
事もあろうに野口武彦先生の横に唐沢「兄」俊一氏が「嫌韓流」書いててうわ、これは美味しいと思ったのに
内容が唐沢氏にしては珍しく(?)「へたれ」でがっかりしたものの、いやいや、この件に関してはこの人をして
こういうことしか書かせしめないものなんだと、あらためて「危ねー」本だと認識に至ったわけである。
(ここまで、へたくそ金井氏流)
今回の歯切れの悪い唐沢氏のお考えにそって「素直」に言わせてもらえば私は「嫌韓流」という本が嫌いだし、
そうはっきり言う事で「ネサヨ」だの「プロ市民」だの訳のわからんたわごと吹く「熱湯浴」(あ、また、「ネット右翼」ね)
が大嫌いだ。まともな本でも大抵、「いい」と言う人と「いや、これはちょっと」という人と両方いるもんだ。
それはそれで双方が「ああそう?」ですませ、下らないつかみあいはしないもんだが、この本やら「作る会」の
「歴史教科書」やらはどういうわけか「マンセー」組がキ○ガイじみた熱狂ぶりを見せ反対派を徹底的に叩く。
それ見るだけで普通の人間は「だめだ、こりゃ」になると思うが、この件に関しては唐沢さんどうなんですかね。
ネットで日記もつけてらっしゃるんだしそういうおかしな存在を全く知らないわけでもあるまいに、自分は
ノストラダムスの大予言」やら渡辺淳一の不倫本など「トンデモ本」と一緒に「嫌韓流」をあげて微妙な態度をとりながら
内容に関しては別の人間に丸投げ、あんたみたいな雑学知識が豊富な人こそ突っ込みどころが沢山見つかるだろうに、こら。
(と、また下手な金井さん流で長い文章になる。)
私は別に韓国が好きでも嫌いでもない、単なる「お隣さん」としか認識を持ってないし、一般人は隣に誰が住もうと
格別「好き」「嫌い」は言わないように気をつけるもんだと思う。それがトラブルをさけるもっとも賢いやり方で
例え妙な隣人だったとしてもぶつかりあう姿勢を見せなければまずまず暮らしていけるもんだ。それをことさら
トラブルを煽ってみせるような「歴史教科書」やら「嫌韓流」やら、お好きな人には堪らない世界をどうでもいい人間にも
押し付けようとするこの「国民感情を映した鏡」なるものを私は拒否する。ブログの内容よりコメント欄を荒らしまくる
馬鹿見たとたん生理的に連中を嫌だと思うようにね。
関わりたくない、それほどヒマじゃないってのがいい大人の正しいスタンスだと唐沢兄氏だって知ってるんだろう。
でも素晴らしい漫画家を「弟」に持つ「兄」としてどうよ、あの「マンガ(!)嫌韓流」は。
私はあれを「マンガ」とよばせた元「BSマンガ夜話」司会者、大月を「国賊」と認定したけどね。
ちくしょう!受信料かえせ、NHK!あんな学習能力のない人間つかいやがって、と正しい日本人なら
怒ってもいいと思うな、あの「マンガ」。
唐沢兄様、弟君の名誉のためにももう少し突っ込みを入れてほしかったです。野口先生、好きです、
そのうち金井美恵子氏の本とあわせて買います。うう、また本が増える、、、