お買い物のシーズンになりました。

フ、フ、フ、昨日とうとうエトロのサマーセーターを買った。けちな私は買い物に時間がかかる。
数年単位でかかるんだからねばいとも言えるか。大分前からシルクプリントのセーターを買おうかどうしようか迷って
いつか買う、と決めたのが3年ほど前、ブランドを絞ったのが2年ぐらい前、実際店にいって見に行きはじめたのはこの1年くらい、
そしてようやく!値段といい、色といいサイズといい、気に行ったものに出会ってしまった。
買い物が成功だったかどうか結果が出るのは数年後。
最近迷いに迷って買ったi-podは今の所ここ数年来の大ヒットと思っているがどうだろう。
ま、最近といったところで買ってから1年はたってるんだけどね。
こうやって「買う」という考えを弄ぶのが最近の私の脳内エクスタシーを誘う刺激となっていて大変よろしい。
結構家電製品とかも買おうかどうしようか迷いに迷ってるものがいくつかある。そういうものは私の「欲しいモノ箱」に入っていて
狙われた可哀想な獲物のように時々取り出されてはいじくり倒されて結局買わないままになったりする。
モノにとっては「嫌なやつ」かもしれない。上方の「ケチ」なおばちゃんの典型ですな。
関西おばちゃんの必須アイテムともいうべきプリントセーターを手に入れた私はもう押しもおされぬ立派な「クソ婆あ」だ。
いつその言葉がきけるか内心楽しみにしているもののまだ呼んでもらってない。案外最近の子は礼儀正しいもんだ。ちょっと残念。
考えてたブランドはセリーヌかフェラガモ、エルメスあたり。
海外ブランドもんに絞ったのは着ていくところにわかりやすいよう配慮。
この世の中にはブランドを制服のように着てないと人を人とも思えない気の毒な連中がいるのでね、社会福祉のためにあえて選んだ。
悪い連中じゃないんだが治りようのない洗脳を受けてるんだからちょっとはあわせてやらねばなるまい。
「べリィ」やら「ヴァンサンカン」の1ページ広告そのまんまわざわざ金払ってやることはあるまいに、といつも哀れに思うんだが
これもいわゆる「コスプレ」、それで楽しくて幸せなら他人がとやかくいうことはない。
本当のブランド好きはいっそ清清しくて可愛いしね。シャネラーとキティラーは重複する、と聞くがそれも納得できる。
あのこてこてした可愛さに共通点多いもんね。
お気に入りを何回も着ていると必ず「そればっかり」と嫌みをかまされんのもお約束なんでそれも楽しみ。
それでもひつこく着ているとだんだん尊敬を集めてくるのが私的には不思議だ。世の中の人間はそんなに悪くないなあ。ちっ。
階層のコウモリである私のこの細やかな気配りを人にはわかってもらえないのが又快感。
それはともかく、取りあえずいいもん見つかってよかった、よかった。