ブログの片隅で最初で最後の社会性を発揮する鬼畜。

モノを書くのは私にとって一種の生理現象で、どうしても我慢できずに公衆便所に飛び込んで
用を足して出てきたところに声をかけられた並みにブログを通じた声には驚く。
ひょっとしたら「ハンカチでもおつかいください」と親切に言ってくれてるのかもしれないが気まずさの方が先にたってなんとも。
ましてや私は書いた瞬間からその内容を忘れている。だからあとで検索を辿って自分のを読むと、
いやブログの世界広しと言えどもこれほど悪口雑言に長けている人間は私以外いないんじゃないかと空恐ろしくなる。
それでもそれは私の魂の叫びで何の嘘偽りもないんだがはたして真実を伝えているかどうかは疑問だ。
たまたま検索にヒットしてこのことに関してこんな考えの人もいるのかと思ってくれる程度なら結構。
わざわざいろんな人にも見られるアンテナに加えて頂くほどのものではない。
読んで精神衛生上非常にためになるってもんでもないしね。
そしてなにより、読まれると困るような内容も平気で書くためには人にこられちゃ困るんだよ。
司馬遼のの悪口とかね、熱狂的信者みたいなファンに陰険な意地悪されちゃ堪らない。
「これはこうじゃありませんか?」と言われれば真向勝負、ちゃんと私の意見を返しますが、
どうにも以前、なんの気なしに書いた感想文でえらい目にあった。あれはどうも宗教団体だったらしいね、
そうとしか思えん、あの悪意。しばらくブログの検索記録にろくでもないのが山ほどあった。
以来、なんか見張られてる気がして小心者の私は多少用心深くなっている。
はってもらったアンテナの中にはおそらくは私とは意見を異にする人のがあって私はその人に絡むことはないが
その人たちが私に絡まないとも限らない。絡んでも外せるがそういう絡み方しない人だと困る。
もっとも最終的にはネット撤退すればすむことだから現実世界に何の支障もないのが救いだが。
元々私はネットで社会性を発揮しようとは鼻くそほども思っていない。
それをしないがためのブログで、私がお気に入りのタンジェリンi-bookになにやら書き付けてるのを気にしたダーリンが
それを盗み読むほど恥知らずでもなかったのを気の毒に思って公開しているわけで、これはいわば私とダーリンとの
ちょっと変わった「愛」の交換日記でもあるのだ。人が見るほどのもんじゃないですな。
いや、他人に向かって文章を書くのは難しい、ましてや知らない相手ともなれば。
要するにこれからも本能の赴くまま、嵐のように罵詈雑言を叫ぶことをお許し頂くためブログの片隅に目立たぬよう、
そっとおいていただければと願っておる次第です。
それが「ネチケット」に叶ってるかどうかは知ったこっちゃない、というのが心の黒い私の本音ですが。