最近の読書傾向など。

時々うちに来るアンテナをつらつら見ていてどうにも貼られてんのが気に入らんので
「外して欲しい方はこちらまで」というのをいじる。でもなんか怪しくて送るのやめ。うっとうしい罠でも張られてたらいやじゃん?
もしお心当たりがあれば外しといて下さい、よろしく。ダーリンにすすめられてブログを始めたがあんまりいいことがない。
私は人に読ませようと書いてないんであんまり来てもらうと困るってとこがある。だって屑に絡まれんの嫌だもんね。
ブログの中には「こんなに良く出来たモノがただで見られるなんて、、」と感動を覚えさせるものが少なからずあるけど、
ほとんどは「ネットしとらんともっと他の事しろ!」と心配してしまうようなのばかり。電波の中だから明らかに電波系いるしね。
私のだって人に読ませるような素晴らしいこと書いてるわけじゃないからこんなとこ迷ってきてはいけません、
そこの君、君の事だよ。ろくでもないことしか私はかかないんだからね。
大体正しいと思って書いてないから、私はある意味良心的なんだが中には「俺こそが真実、俺のみが正しい!」的いっちゃってる奴が
俺節」を朗々と歌い上げたりして、まあネットの中だけにしとこうね、よそではしないでね、と一応アドバイス
うん、そう、君の事。わかる?
最近はちょっと歴史もんから遠ざかっていてやや自分的に逃げてるかなと反省。
なんか年とると我慢がきかなくなって一つでも気に入らないとこ見つけるとそれ以上読めなくなる。
どんなクズでも意外なことが拾えるかもしれない、とこつこつやってきてたけど、
どうもいわゆる歴史「研究家」っていうのは痛い人多くて鬼畜の私でも思わず涙がつたうこともある。
先だって徳川慶喜君の本を読んでてなんでこんなにこの人は女の事を極端に書くかな、と不思議に思った。
慶喜君の正室や一応将軍になった時義理の母となった和の宮様の事は「京女だから腹黒くて嫌な女」と断じ、
大阪から連れ帰った愛妾のお芳の事は「芸子上がりの恩知らず」とまでいう。清らかなのはほんまかどうかわからんが
「お清の方」と称したお局さんと二人の側室、この人たちは武家出身ということでそれはそれは良い方らしい。
調べれば慶喜君の御母様も京女っていうことくらいわかるとおもうがそれについてはコメントはない。
鳥羽伏見で逃げ帰ったのはこの半分公家の出だった御母様の血のなせるわざと言えるんかもしれんが。
これ女性が書いてあるんで、案外女性の方が自費出版でもそこそこのレベルの史観をもってるかと期待してたのに大はずれ、
でも作者の姉の手の後書きによると
「妹は学生時代に病気を患ったばっかりに結婚もできずその無念を歴史を研究することではらした」
なんて私が身内なら書いて欲しくねー、の一言。お姉ちゃん、それって「もてないからヤオイに走りました」的な情けなさ。
妹さんはお亡くなりになったそうですのでまずは合掌。そしてこういう人たちが己の思い込みを歴史に投影するんだと考えると哀れ。
そういう世界観もありかな、って認めるべきなんだろうな。
私が歴史物を調べるのは芸能関係、特に遊女関係が主なので「京女は悪い、芸者は汚い」のような考え方には賛成できない。
遊びは文化で文化の根には必ずセックスがまつわる、と今でもそうなわけだから武家女の処女がいいとは思いませんなあ、
でもそう思った方が自分を幸せに思えるなら他人がとやかくいうことはない。これ読んで以来歴史物を手にしてない。
天皇陛下サイパンにいってることだししばらくは戦争反対、なんちゃって左翼節でもうなるか。