童門冬二を読む。

図書館の幕末ものコーナーに腐るほどあるこの人の著作物をいくつか読んで思ったのは
それらはどう考えても読み捨てられた寄贈ものの本だろうなという事。
面白くなーい、と同時にこの人頭悪いんじゃないの、というくらい主題にそって話がかけてない。
スタイルは司馬遼太郎ふうで現代の社会におけるサラリーマン達に語る幕末維新人物もので
いかにもPHP御推奨的だ。でもなあ、もしこういうふうに講演会を行ってるんなら私なら寝るな、そして歴史を嫌いになる。
だっていってる事がわからんのだもの、途中で全然前半部分と違う事言い出すし。
学歴って大事なのかもなあ、ってこういうどうやら叩き上げふうの定年後に歴史を勉強しはじめました、
思い込み激しいです、の人の本を多く読んでると思う。
嫌なやつでもそこそこの大学を出てる人の文章は読めん事はないもんですが、だめですね、童門さん。
特にごめん、今読み終えたのが光人社なんてあんまり聞いた事のない出版社の「夭折幕末維新史」って
やつだったからか、もう滅茶苦茶。原稿料安かったんですかね、でもあんたの文章ではもらえるだけ有り難いんでは。
自費出版よりは多少まし程度の人の本を出版するのはどうなんかね。いや面白くなかった。
でも最後まで読む私はある意味変か。出版社を選ぼう。
しかし思うにこのテの妙に「東軍」「西軍」っていいたがる人って妙に勝海舟やら徳川慶喜嫌うなあ。そして西郷隆盛好き。
このステレオタイプは世代に共通項があるのかも。私は勝海舟徳川慶喜君が好きで西郷隆盛大嫌いなんだが。
大久保利通のほうが好きだなあ。西郷隆盛、嫌なやつだよ。
ちなみに上方人の私はこのテの本で嫌なのはどういうわけか長州、土佐、薩摩を「西軍」とする事。
あのなあ、大阪京都、近畿エリアの人間に言わせればどれもみんな「南国」なんだよ。
「南軍」っていってもらえんかね、大阪京都は関係ないで。
西の人間、西の人間っていわれるけどえらいぬれぎぬやがな、ほんまにもー。
「へたれ江戸っ子軍」対「田舎もん丸出し南国軍」っていえばいいのに。
あ、「田舎もん丸出し東北軍」かな?会津藩が戦ったんだものね。どうでもいいけど。
長生きな男が好きなのよ。すぐ死ぬへたれ男よりしぶとく生きてくれる方がいいに決まってる。女にとっては。
下世話で悪いけど、女にとって何が一番快感かっていうとすぐ馬鹿たれへたれ男達は「サイズ」をいうけど
そんな事思ってるから早漏みたいに早死にする男を「マンセ−」するんだよな。「持続力」に自信がないわけだ。
教えましょう。女の快感は「サイズ」によるものではありません。いかに「尽くして」くれるかです。
そのためにはやはり男は長生きが一番えらい。ろくでなしほど早めに死にたがる。幕末関係ものを読んでるとそういう事考えるなあ。
会津藩の殿様、松平容保君も結構好きよ。この人も慶喜君のまねしてか側室を二人置いて
次から次へとかわりばんこみたいに子供産ませるの。
大阪から一緒にかえって戊辰戦争後もにたような暮らししてんのにどうして片方はボロかすいわれて
片方は悲劇のヒーロー扱いかね。ちなみにご子孫達が皇室にはいったのもほぼ一緒。
歴史って変だよなあ。調べれば調べるほどわからんわ。きっと童門冬二みたいな頭の悪い連中が歴史を変えていってるんだな。
そういや、このあいだ南京大虐殺はなかったって本みたな。
ついでにナチスユダヤ人大虐殺もなかったって本出したらいいのにね。ダメよ、片手落ちは。
頭の悪い人は本出しちゃダメです。私みたいにネットで我慢しましょう。