「蜀山残雨」と「シャル ウィ ダアーンス?」

腹黒い上方人間なので当然、心の中は理不尽な憎悪がとぐろをまいている。
でも外面は明るく柔和なので「ケロロ軍曹、全部入りであります」を買ってもらって「ケロッケロッ」とやっている。
やっぱいいのは、タイトル曲だね。「ケロッ!とマーチ」まんせー!心癒されるなあ。
さて、「蜀山残雨」いつもながらに面白うございました。野口先生、判官贔屓
というより処世術が上手かったと評価されてる(らしい)大田南畝をかばいつつ若かりし頃の自分の論文の
補足をされている(ようにわたしには思われる)。腹の黒い上方人の私としてはそれほど感心もせずに読んで、
どうしてこうも「東の人間」は理不尽にも「西の人間」といって差別化をはかろうとするかねえ、
これって世の中の寄生虫であったとしか私には思えない武士達の考え方がそのまんま100年以上たった今で
も支配してるって事なのか?と思った。蜀山人がどういった人物だったかは「蜀山残雨」では正直はっきりとわからない。
ただ野口先生と大田南畝が上方人を非常に嫌ってる事だけはわかる。あと三田村鳶魚もそうらしいね、
全て武士階級に対する偏見やらなんやらは上方の戯作者によるヨタものだと片付けている。
私は生憎と上方人間なのでまるきりお上のいうたことそのまんま信じる気にはなりませんな、三田村センセが
なんとおっしゃろうと悪いもの全てが「西のほうからやってきた」説にはうなずく気はありません。
西の人間だから?ではないですよ。いろんなところで暮らした経験からそうわかるのですな。
どこにいっても人間を一括りにする事はできません。どこへ行こうと嫌なやつはいるし、いい人もいるんです。
悪しきもの全てが西からやってきたのはとんでもない誤解、かつ被害妄想だと知っております。
男というものは了見が狭いねえ。海外旅行が初めてでも何となく最後には楽しめてるのがおばちゃん達だし、
年とってなおのこと幸せそうなのは女が多い。
それはさておき、蜀山人は口を極めて京都を罵ったいろはうたを残しているけど案外これをよく知ってるのは
いわれた方の京都人達でしかも結構おもしろがって覚えてるところが西と東の勝負、西側の勝ち、としたいね。
大田南畝はその他芝居も上方はいけない、思想も上方は邪道といっておりますが
それくらい西側からの文化の影響を危険視してた事はかえってこちらを賞賛してるという気がせんでもない。
いやあ、御苦労さん、と楽天的なのかそう考える西側の人間をきっと生真面目な東の人間は嫌うんだろうな、
そしてこっちはこれほど東を敵視しないもんなあ、面白かったら面白いと思うもの。
逆片思いとでも思っておこう。野口先生、サントリーから賞を貰って神戸大で教鞭をとられたと思うけど
その事で嫌な事ありましたんか?
あんまり気にしたらあきまへん。「蜀山残雨」面白かったです。
それはともかく、小泉純一郎君、リチャードギアと踊ってましたが頭の中身わいてるんですかね、季節のせい?
毎日かあさん2」西原理恵子さん、あとがきで石原慎太郎と対談してました。不可解というのか不快というのか。
チベット仏教にはまっていっちゃってる頭のリチャード君に女扱いされて喜んでる暇あったらもっと他にすることあるんでは?
「みかん娘」にあうとかさ。小泉君、ホモ説をちょっと信じちゃいそうになった。腐女子への票稼ぎ?
なんでリチャードギア?ブラピにも実はあってるの??
毎日かあさん2」ちょっといたいです。