いやはや

おばちゃんの哀しさで上戸彩ちゃんの「あや」をずっと「綾」と間違えてた。
にわかファンはこれだから、、とおのれに突っ込みを入れつつ開き直る。おばちゃんは忙しいいんだよ、こう見えても。
司馬遼太郎全集だって読まなきゃいけないし、やっとこの度文芸春秋社版第1巻「梟の城」「上方武士道」を読み終える。
デビュー作から多分年代順に配本してるんだろうな、わりに上方武士道がいける。阿呆らしくて全然面白くないとこなんか
なんでこの人が嫌いなのかよくわかっていい。蘊蓄、多すぎ、しかも上から押し付けるみたいにいってるし。
この人って女にもてへんかったろうな、と思ってたが確証をえたね。大体、みどり夫人ってのが美人じゃ無いもんね、
人を容姿で判断してはいけないって一応教育をうけてるんだけどはっきりいってブスですな。
若いときの写真見てもインタビュー記事読んでも何でこういう人と前の奥さん捨ててまで結婚したんだろうと、首をひねる。
ま、べつにいいんだけど。
眠狂四郎を目指していたのか?この「上方武士道」では何故かあった女と必ずお約束エッチをする。
恐ろしく行き当たりばったりな癖にこれでもかこれでもかと歴史講座的蘊蓄がはさまれる。
そんな事調べてる暇があるんだったらもっと面白いストーリーを考えろ、としみじみ諭したくなる。
またその蘊蓄がトリビアの泉よりもしょうもない。人に話して決して「へえ」の一言も返ってきそうにない。
ああーもてない男の代名詞、「オタク」よりひどい。これを好んで読んでいっぱしの事いったつもりになってる人は恥ずかしいよ。半村良の妖星伝のほうがずっとまし。
しかも説教臭い。「オレは正しい、素晴らしい、オレは男だぜ」といっちゃってる目でえんえん横で呟かれてる感じだ。
そういう男って結構いるもんね。サークルのアフターなんかでたまたま帰り道が一緒でひつこく送ると付きまとわれた挙げ句
何故かおごってやるとかいって喫茶店つれこんでえんえんとオレ様話、俺道を説く奴。
お愛想にあいづちの一つでもうってやるとすっかりその気になって次あったときはもう呼び捨て、彼氏気分。
「悪いけど、」と立場をはっきりさせると突然罵倒の嵐。そういう妙なやつ、久々にちょっと思い出した。
司馬遼が嫌いなのは私の天敵を思い出させるからだ、多分。
面白くない、嫌いな理由が論理的にわかってきて苦痛の数時間も無駄じゃない。
だから彩ちゃん、許してね、好きって言っときながら名前間違えたの。