佐高信「司馬遼太郎と藤沢周平」を読む。

図書館をうろうろ。「司馬遼太郎藤沢周平」という本を見つける。
ついでに「浅田次郎新選組読本」もパラパラ立ち読み。浅田先生はどこに向かわれてるんだろうなあ、
と人事ながら心配。「壬生義士伝」はまあまあすきで次に出た「輪違屋糸里」では度胆を抜かれるほどがっかりした私としては
実家の父が浅田次郎を嫌っているのを理解するようになってしまった。
新選組というのは熱狂的ファンが異様に多いんだね、私の周りにはおらんかったけど。
むしろ聞かれたら即答で「嫌い」という奴ばっかりだしなあ。でもそれは私の周りが特殊なのか、図書館に行けば
それこそ際限なく本があってファンを獲得しているようなのでちょっとかけば結構美味しい思いできるんだろうなあ、と
新選組読本」を読んで納得。浅田先生と輪違屋の当主との対談、いやあ、このご当主、変態で有名な人じゃン、確か。
女装趣味のあるホ○との噂を聞いた事があるがどうよ。京都って意外にゲイピープル多いからなあ。
私の大学の教授も実はその筋では有名なゲイだった。アメリカ人なんだけどね。
基本的にいって京都って今でも女の方が多い土地なのでその貴重な男がホモだと本当タネは外からしこんでこんと困る、
って事になる。京女がもてるって気はせんねえ。私の知り合い、離婚してる人多いし。
そういや、一家眷属全員離婚してる女系家族のやってる店でバイトしたッけ。離婚は一回や二回ぐらいせんと
あかんのや、って真面目に教えてくれたけど、人にもよるよねえ。私はダメだ。
結婚も離婚も1回したらもう十分、お腹一杯で2回はせんね。
いい人だったけど色々うるさかったのでやめた。化粧やら服装やら女の哲学を教えてくれてでもどう考えても
ろくでなしの男を好きになる性格だったから今もあんまり幸せじゃないだろうな。京女といえば思い出す。
さて、「司馬遼太郎藤沢周平佐高信。読み終えてほのぼの。よかった、私だけじゃないんだ、司馬遼嫌いなの。
結構有名な人とかもこのうさん臭い人怪んだりしてるから安心した。妙に司馬遼を持ち上げまくってる事に
危険な匂いを感じてる人がちゃんといるってわかって満足満足。ただ佐高信っていう点がちとマイナー。
でもこの人、慶応出てるんだなあ。なんちゅうか高卒のタタキあげとか早稲田とかのイメージだった。意外にボンボン?
宮部みゆき藤沢周平ファンで嬉しい。
思ったんだけど、案外司馬遼ファンって実際本はちゃんと読んでなかったりしてね、
ダイジェストを人から聞かされて勝手に「自分流」で解釈してんのかも。
司馬遼の価値ってのはね、あの「名前」なんだよ。「司馬遼太郎全集」って部屋にあったらいかにも賢そうだもんね、それだけ。
読んでスッキリしたいい本でした。