ホームステイ受け入れ先の謎。

はてなのブクマで「日本人男性はホームステイ受け入れ先がない」との話を見かけて

その答えが「日本人男性は家事をしないから」と旧ツィッターまとめは続いたようで

一見、なるほど、となりそうだったけれど、

最初の「日本人女子は受け入れ先がたくさんある!」の話が

「家事能力が高いから!」であればその留学先紹介会社はかなり悪質。

要するにお金をもらいつつ家事要員を探しているろくでもない家庭を紹介するわけで

「ホームステイ」とは「家族として受け入れる」が大前提だけれど、

大抵がそこそこの金額を支払ってステイ先を探してもらうので、

ステイ先は食費としてそれなりの金額を支払われているはず。

その上で「家事能力が高い日本人女の子が良い!」なんて下心満々なご家庭に

日本人女子をあてがうような業者は摘発したほうが良いだろう。

私がホームステイをした30年以上前からこの手の話はあって

ステイ先の「ホストファーザー」から「アイムロンリー」なんて言われて迫られた話も

聞いている。知り合いは気が強いので即業者に連絡して大学の寮を紹介してもらって

事なきを得て、私の場合は、ホストファミリーは善人でよかったが、

ステイ先の隣に住むおっさんがやたらと私を家に誘いたがって大いに迷惑した。

今でもむかつくぜ!

料理研究家行正り香さんが米国に留学していた時、最初のステイ先がかなり悲惨で

安くこき使うお手伝いとして認識してくれず、通っていた学校の友達に相談して

ステイ先を変えてようやくまともな生活ができるようになったと、

どこであれ、ホームステイは女性にはかなり危険な場合もあるので

「家事能力が低い日本人男性を忌避する」ご家庭など、

初めから排除したほうがまともな留学業者と言えることをここに。

私がホームステイをしていた30年以上前から大学の寮を利用する人が増えていた。

10年ほど前に娘が英国でホームステイした先はイタリア人ファミリーで

食事はよかったが留学生を迎えることで生計を立てているファミリーの英語は悲惨、

故に英語よりもイタリア語を聞く機会が多かった。

しかし家事能力は問われなかったのでまあまあ良かったか。

ただ帰国数日前に「次の人とダブルブッキングになった、早く出ていけ」などと言われ

むっとした娘がそんな契約はしていない、業者に連絡する、と言ったら

手のひらを返して「ステイしてもよい」と言い出して、なんとまあ、と驚いた。

ステイ先のイタリア人より流ちょうな英語できっちり言い返せたんだから

NHK英語ラジオ講座は素晴らしい。

ちなみに私のステイ先は強烈なウエールズなまりであった。

ま、業者とかかわるホームステイ先には当たりはずれがあるということで。おわり。