忘年会から逃げる、、

事務社員。が、うちの娘のよう。

「25日に帰るから!」と連絡があり、アラーずいぶんゆっくり帰省するんやね、

と思っていたら、ママ友から「忘年会が嫌なんとちゃう?」のご意見。

ママ友娘の一流企業秘書もまた忘年会を極力避けるのだとか。

ここ数年コロナのおかげでなかったものの、

今年は開催が多くて、しかもあちらこちらからの部署から意味もなく呼ばれる。

意味はないわけではなく、「無料接待要員」を期待されているのがバレバレで

いまだ「酒の席なら無礼講」がまかり通ると信じている楽天の野球選手みたいな若手が

独身アラサー女子をいじり倒す気満々、な、

そういう奴に限って仕事の出来もよくないくせに

日頃のうっ憤を秘書や事務職の女性を相手に晴らす気満々、

そんなのに行きたいまともな女性社会人はいないので

一流秘書であるお嬢様は極力塩対応で、行って利になりそうな関係のものだけを

厳選してしぶしぶ行くのだそう、そもそも仕事関係の酒の席など出たいものではない。

上の娘は昨年はウェブ忘年会を開催して早々に抜けていた。

「席のアレンジだの、下手したら店の選定までぶん投げてくる奴がいるので

絶対行かない」と、コロナ前にうちの娘が言ってたな、

しかも文句は山ほどいう、みたいな。

下の娘も酒の席が嫌いで、かかわりのある部門の中で一番苦手としているところが

コロナ下でも「飲みニケーション」なるものを信奉する同期もいる部署で

はらわたが煮えくり返るようなこともあったよう。

先日、不祥事の引責辞任をした某顧問の手がかかる、と愚痴っていた上の娘が

帰省の連絡があった時はもう何も言ってなかったので

うちの娘は何らかの対応を取る前に、なぜか私に連絡する、

おそらくはどうにかするめどが立ってそれに踏み出す一歩手前に私に話す、

それで最終的に気持ちを整理するようだとようやく気が付いて

娘たちのことはあまり心配しなくてもよいのだな、と理解した。

下の娘も手のかかる上司に関してある程度対応のめどが立っているので

私に話す。私は聞くとやきもきしてしばらく悶々するんだが、

もうその必要はないんだろう、娘たちもすっかり大人になった。

それにしても忘年会、「いっそ時給をよこせ!」と思っている美人秘書は

この世の中、案外多いらしい。

「行かずに済むものは行かない」人が多いよう。

それが令和で大変よろしい。美人秘書は群れて女子会を開くとか。よかったね。