大分・清源法律事務所の控訴を徹底的に考える。(その3)

弁護士資格はいったん返納しても申請すれば再登録できるようで、

清源善二郎元弁護士の迅速な資格返納は懲戒逃れで

悪質なのは、事務所に届いた性行為強要に耐えかねて自殺した女性弁護士の

遺書を2か月も遺族に渡すのを渋っていた事実。

自死した女性の死後2か月で迅速に返納したのは

その遺書をすぐ渡してしまうと懲戒からは逃れられなくなるのを知っていた、

これほど悪質な性犯罪を自分の事務所内で行いながら

まだ弁護士に復活する気であるのが反省の念などないのがまるわかりだ。

大分弁護士会はいずれ再登録を認めるのか、注目しておきたいところ。

それにしてもこの事件が自民党関係の弁護士事務所であれば

共産党が大騒ぎしてもっとマスコミも騒いだことだろうに、

共産党かかわりの菅生事件の弁護士の息子であれば

弱者の味方ぶる共産党も沈黙とは、自民党よりはるかに愚劣。

それ以上に私はこの清源一族の立ち回りに

法の悪質さを思い知らされて反吐が出る。

法律家に倫理観が欠落すればその存在は社会的に無意味だ。

60歳をとっくに過ぎた弁護士が娘よりも若い新人女性弁護士に

自身の弁護士事務所内で性行為を強要したのを

「恋愛関係だった!」と言い張り、自殺の原因は「業務の遅れ」と

新人弁護士が業務が送れたくらいで自殺したくなる職場とは

すでにそのことが労働法違反だろうに、

常時、薄汚い爺さん弁護士にまとわりつかれ、

そのストレスで業務が遅れたら、確実に性行為を強要される事務所であり、

当たり前のことだがそれが嫌で自殺したというのが妥当で

一審判決は極めてまともな判決を出したと私は思う。

それにも「控訴」、

自殺した女性弁護士以外にも事務所内でセクハラ行為をしていたのに

業務停止6か月の処分も「控訴」、

なんとまあ、法律に守られた事務所であることよ、

「清源」の名前はこれほどまでに九州ではブランドなのか、

そもそも現在のトップである娘の弁護士も東京の第一弁護士会に所属していたのだから

都内とのパイプもあるのだろう、1億くらいの金が出せないわけではないが

その1億の金は今後も法曹界で幅を利かせていくのにばらまいたほうが金が生きるか、

この二つの「控訴」の行方は大いに注目しておきたい。

60過ぎたクズ男の卑しい性欲でつぶされた女性弁護士は死んだ後も

その性加害を行った男から貶められているが

私は女子が地方から東大に合格する難易度を親として知っている。

そして東大内でも法学部に進む難易度も、

また親元を離れた地で文系の最高国家資格・弁護士になる難易度も知っている。

地方の名門進学校で学んでもその進路を歩めるのはごく少数どころか、

非常にまれである現実に、被害者がどれほど優秀な存在だったかよくわかる。

それを馬鹿な年寄りの無駄な性欲の犠牲になった、ご遺族の無念は計り知れない。

こんな素晴らしい能力の持ち主の蹂躙を許してよいのか、

性犯罪を「法の下の自由」で翻弄してよいのか、

法が倫理を踏みにじることを許すべきではないと考える。

被害者の存在がひたすらに惜しい。しかしよく数年耐えた。ご冥福を祈る。