「お前、それわかって妻に自分の親を我慢させてるんかぁ~?」
ぼろろんと古の流しのように歌いだしたくなった某・父親のクソリプが辛い増田。
私は増田の親世代だけど、親は甘やかすとつけあがるのも知っているからあえて言う。
「配偶者のストレスになる実親は切らんと配偶者に去られるんやでぇ~」と。
お前が自分の親を我慢するのは構わんが、それを自分の妻にさせてはいかん、
というか、お前が妻側の親の暴言に耐えているのか?
「俺も我慢してるんだ、一緒に我慢してくれ」は妻の父親に暴言を吐かれても
ずっと我慢し続けられたら、言いましょう、見たところそれはないようだが。
「父親がうざい」のを放置しておくとろくなことにはならないのが法則で、
親は当然聞く耳を持たないので、親が弱って罵言を吐けなくなるまで
面会禁止にしてもそれは最終的には、親のため、自分のため。
父親への感謝とか、将来自分がされたらつらいとか、妻にはあんまり関係ない。
自分の子供をまだ育てたこともない人間が親を育てなおそうなんて
とんでもない勘違いだから。
自分の子供を育てた人間でも自分の親は育てられないんだよ、
人は変えられないがわかるのが「育てる」ってことだから。
自分の妻と子供との関係をこれから育てていくはずの人間が
親を同時に育てるなんてのは、無理。
まだ家族になりたてほやほやの家族の別メンバー(主に妻)がそれを望んでいるのか?
自分だけが「したい!」と思ってるんじゃないのか?
妻が共働きなのか専業かは増田ではわからないけれど、
どちらであれ夫の意向をある程度支持はしてくれるだろう、「愛」があるからね。
でももとは他人同士の「愛」は「我慢させられる」ことで簡単に擦り切れてしまう。
「我慢」という負債は金と同じで負債にどんどん利息が付いてあっという間に超過、
「愛」という名の貯金はあっという間に目減りして、気が付けばすっからかん。
「俺は何もしてないのに妻がレスになって~」を時々見かけるが、
この増田のような夫だったら「レス」になっても仕方がない、と思った。
「俺は何もしてない、させてない」というものの、
自分の親のことを我慢させたりそれを当然のことと思っていたり、
私は「母乳でないと!」などと娘の義理両親が言ったらはらわたが煮えくり返って
娘を孫ごと取り戻す算段をし始めるだろう。
母親になったばかりの若い女性に「おっぱい」のことを無神経にも口出しする
ましてや「父親!」など即捨ててよし!
「そんな父親を見捨てない俺、結構かっこよくない?」なーんて思ってるのが
バレバレの夫も捨てても悔いは後に残らない。
実の親以外に言われることが少しでも気に障るなら、妻の気持ちがわかるはず、
誰も喜んで「我慢」なんかしない。
妻子と本当に家族になりたいなら、まずは夫が親離れをして父親を切ること。
それが本当の親孝行。わからない人間は自分でわかろうとしない限りわからない。
そして悲しいことに年を取るとなかなかそれができない。おわり。