ネット雑記。

ネットで多くのブクマを集めた記事のブコメが割れていて面白い。
「反省させるか、否か」ではなくて、この場合、「お父さんの不器用な子育てを周囲がどう見るか」の問題でもあるのだよね。
4歳児を連れているのに、父親が大声を出しているのに、母親が出てこない、ひょっとして「シングルファーザー?」とかって思っちゃったよ。
はじめの話をざっと読む限りでは、子育てに慣れていない父親がつい大声出してしまったような、こういうやり方しかできない男性はいるからね。
そういうお父さんをどう受け止めていくか、が今後の問題だろうなあ。
男性の大声に敏感な女性は多くて、中には無条件で「このお父さん、最低!」と思い込む人もいる、必ずしもそうではないのだけれど。
まだまだ育児は、特に小さな子供の育児は「母親」メインの世界。
その「女の世界」に入るのに、上手にできる男性と、できない男性がいて、できない人は必要以上に「揉まれる」んで、気の毒になる。
「男であるがゆえに!」だものね。女性より、男性の方が繊細な生き物で、また、自分の繊細さを認められないほど、繊細。(涙)
それはともかく、かの記事で気になったのが、書き手が育児者同士での「マナー違反」をついやってしまっていること、
大声を出すお父さんと固まる幼児に、多少過剰反応である印象は拭えない。
やってはいけない、とまでは言わないけれど、介入を試みることで、父子、お互いに「引き時」を見失わせている部分があったように思う、
「なーんにもなかったよー」てな感じで振舞うのも大切なのよ。
私がPTA時代、先輩役員から繰り返されたのは「子供を助けたければまず親から」と「親に恥をかかせない」で
トラブルに対応するとき、一番役に立った。このやり方で本当にいいのか?と思ったこともあったが、数年ががりで「正解」だったと分かったりして。
トラックバック先で、無駄に挿話の多い「親が先に謝るべき!」の話を読んで、
その「こうあるべき!」の、親に「俺たちに見苦しい育児を見せるな!」は違うな、と思った。
本当に「どうあるべき!」かは一瞬、すれ違っただけの他人にはわからない。
独善が一見、柔らかな言葉で暴走する、それでもそれに納得したり、好きだったりする人はいるのだなあ、、「江戸しぐさ」が流行る素地はそこにある、か。
私には発達障害のある子供と親の関係を書いたものの方がわかりやすかった。
父親の子育てに関しては、母親向けには山ほどある育児雑誌の父親版が普通に存在するようになればいいかも。
今は、たまに増刊的に出ているらしいが、それを買うのは夫に読ませようとする妻、自分で買う「父親」は少ないらしい。
ま、「オトコの子育ては女の子育て以上に難しい」ということで。
考えてみれば男が同性である息子を扱うのも難しいんだから、娘はより大変だろうなあ、、
そして息子を育てる母親はやはりかなり大変、ということ、でもきっと育てがいがあると思うわ、男の子も欲しかったわ。