昨年、知ったネット言葉かもしれない「ラウンジ乞食」。
ラウンジでがつがつもの食う人を揶揄っているのか、と思ったら
どうやらもっとひねっていて「ラウンジ乞食してきましたー!」と
航空会社のラウンジ利用をさりげなく(?)自慢する言葉らしい。
「食事をし損ねた人が食べるんだから「乞食」呼ばわりはひどい」と
一瞬思いそうになったアテクシは社会性がありませんことね、、
なぜ、こんな言葉に行きつくことになったと言えば、
先日、マイダーリンと旅行に行ったとき、フルの食事がもうきつい。
少々高めでもラウンジ使用設定にした方が楽でよいんじゃないかと話し合って、
ではラウンジ利用ができるホテルとは、、で
ネットで調べているうちに「ラウンジ乞食」なる言葉に出会った。
「どこそこのホテルにはラウンジ乞食が出没して云々」などと、
用意された食事を食い尽くすほどの人数がラウンジを利用できるってなあ、
少々、宿側の問題も考えなくもなかったが、そういうところは避けるべきか。
そこから各ホテルのラウンジの食事がどんなものか、
インスタで調べているうちこの言葉のひねった使い方を知ることになった。
捻りすぎた自虐ってかえって下品だよな、とお下劣マダムであるアテクシは
思ったものだったが、この「ハッシュタグ、ラウンジ乞食してます!」系の
素敵なネット民を見ていると「〇〇のワインが〇ショネで云々」「もう行かない」など
ある程度以上の値段である程度以上の階層の人間が利用するだろう高級店で
「酸いワインを出されたー!」と文句を言いたくなるのは気の毒なものの
その手のお高いお店のサービスが悪いのは、それなりの「人」を通さずに
利用するからではないか、万札食ってるんじゃないか、みたいな店で
まともなサービスを受けたければどなたかヘヴィーユーザーから紹介してもらわないと
よほどのセレブでもない限り、サービスは「我慢しろ」系になる。
要するに「あんなに高い店に言った上で文句をつけられる人間!」という
「ラウンジ乞食してましたー!」なるひねった自慢をよくする人間が
ネットには存在する現実をまた確認しただけのことか、と思ったのでした。
「ラウンジ乞食」ってのはいつから誰が言いだした言葉か、
それでも乞食行脚がしたいおばはんであった。年寄りにはコスパもよい。おわり。